宇宙飛行士の大変なこと、苦労

過酷な訓練の連続

見事宇宙飛行士候補者に選ばれても、その後は宇宙で仕事をこなすための基礎知識や技術を身につけるべく、長期間に渡る訓練が待っています。NASAのクラスで受ける授業はすべて英語で行われるため、授業についていくだけでも必死です。

また、座学以外にもスペースシャトルの操縦席を模擬した装置で行うシミュレーション訓練、もし雪原や水上に落ちた際に生き延びるためのサバイバル訓練、宇宙に最も近い環境と言われる海底の閉鎖施設で行われる訓練など、いくつもの過酷な訓練を乗り越えていかなければなりません。

飛び立つ日を待ち続ける日々

大変な訓練をこなしていっても、いつ自分が宇宙に行けるのかはわかりません。多くの宇宙飛行士を抱えるNASAでは、宇宙飛行士になったはいいものの、一度も飛ばずに終わってしまう人もいるそうです。

最低限の人数しか採用していない日本の場合、そのようなことはないと言われていますが、2003年にスペースシャトル・コロンビア号の事故が起こった際は、その後の飛行計画が大幅にずれたように、場合によっては10年近く待たなければならない可能性もあります。

先の見えない中、長い間、気持ちを切らさないまま待ち続ける日々はとても大変なものです。

家族と離れて暮らすこと

宇宙飛行士は飛行が決まれば、半年間程度は国際宇宙ステーションに滞在することになります。その間はチームの宇宙飛行士たちとずっと一緒に過ごすことになり、地球上の家族や友人たちと会うことはできず、時には寂しさを感じることもあるでしょう。

しかし、最近は技術が発達し、テレビ電話を使ったりメールでやりとりをすることもできるようになっています。離れた環境でも仕事をがんばるためには、家族や友人の理解や協力も必要です。