テレビディレクターは激務?

帰宅さえできない日々

テレビディレクターは、日々業務に追われています。ここでは、ディレクターの忙しい日々を紹介します。

ディレクターは、複数の番組を担当していることが多いです。それぞれの番組には、企画会議・ロケ・編集・試写・本編集などの制作過程があり、そのすべての業務をディレクターが担当しなければなりません。

これらの制作過程でもっとも時間がかかるのが、ロケと編集です。ロケには、短いものでは丸1日、長くなると数ヶ月拘束されるものがあります。そして、編集には1週間程度をかける番組があり、会社からずっと帰れないことも少なくありません。

このように休みはおろか、帰宅さえできない日々が続くのがテレビディレクターという仕事です。複数の番組をかけもちする人気ディレクターは、毎日睡眠時間が3時間で、休みなく働くという生活を送っています。

大切な資料読み

たいていのディレクターは、ロケや編集の合間をぬって、資料読み・番組企画会議への出席をしています。

テレビ番組では、さまざまな場所に取材をすることがよくあります。ディレクターは、その取材先についてあまり知らない場合が多いです。その場合、取材先のことを調べ、勉強しなければなりません。

たとえば、情報番組で「流行しているペット」を特集するとします。その際、「どんなペットが今流行っているのか?」などの最近のペット事情を知らなければなりません。

番組資料はアシスタントディレクターが集めてくれます。その資料を読み込んだ後、どんな風に番組を演出すればいいかを、放送作家・プロデューサーの助言をもとに具体的に考えていきます。

時には、本を何冊も読まなければならないこともあります。ロケや編集で、充分な睡眠も取れていないなかでもしっかりと資料読みをしなければ、良い番組企画を作ることすらできないのです。

もっとも大切なのは撮影

ディレクターにはある責任がかせられます。それは、使える映像を撮影しなければならないということです。テレビを撮影するには、カメラマンなど技術スタッフ、タレント・一般人などの出演者、取材先など数多くの人々の協力が不可欠です。

そのため、撮影時に演出をするディレクターが、撮るべき映像を撮れないと多大なる迷惑が各方面にかかってしまいます。

日頃の激務から、集中力が持続しないこともあるでしょう。しかしながら、撮影するときには神経を研ぎすまし、仕事に取りかからなければなりません。

納期のプレッシャー

テレビ番組には、必ず納期があります。番組の放送時間はズラすことはできません。そのため、番組放送映像を局に納品する締め切りは、どんなことがあっても守らなければならないのです。

この締め切りのなかで、ディレクターは番組を少しでも質の高いものにしていかなければなりません。番組のブレーンである放送作家が書いた台本・提案していた企画以上のものを作るのは、ディレクターにとって大きなプレッシャーになります。

連日の徹夜で身体的にかなり疲れているなか、番組ロケ・編集をしなければならないのは、精神的にも非常に追い込まれてしまいます。ディレクターは、このような心の疲労とも戦いながら番組を制作しているのです。

仕事体験談