テレビADの役割

ディレクターの助手

AD(アシスタントディレクター)は、その名の通りディレクターのアシスタントです。ディレクターが思い描く演出プランを実現するため、どんな仕事でもやらなければなりません。

情報リサーチ、イラストや美術発注、取材先との連絡、ロケにて必要な物品や機材の準備など、その内容は挙げればきりがありません。ディレクターがイメージする映像を作れるかどうかは、ADの働きにかかっているのです。

取材先との関係

特にADの大切な役割として挙げられるのは、取材先の人々との信頼関係を築くことです。

テレビでは、さまざまな業種・年齢・性別の一般人に協力してもらい、番組を制作することがたくさんあります。一般の皆さんの協力を仰ぐには、制作者側との友好な関係を築き上げなかればなりません。

ロケ前に事前に電話取材やロケハンをする上でも、ディレクター以上に取材先に信頼されるよう、関係性作りをしなければならないのがADの役割です。

取材先との関係がこじれてしまい、放送直前で断られてしまうというケースも少なくありません。ディレクターが予定する映像を撮影できるように、取材先と“仲良く”しておくこともADの重要な仕事なのです。

現場の空気を作る

また、テレビの撮影は、長時間に及ぶことが多々あります。出演タレント・一般人・スタッフをはじめ、撮影には関わる人々がたくさんいます。

長時間撮影していると、現場の空気は悪くなり、撮影がスムーズに進まなくなることもあります。それでは、ディレクターが思う画を撮ることができません。

それを防ぐために、ADは撮影現場の空気作りもしなければなりません。疲労しているカメラマンに気を使ったり、場を盛り上げるため声を出したりして、みんなのテンションをあげなければならないのです。

このようにADには、雑務以外にも実にたくさんの役割があります。単に仕事が早いからと言って、できる職業ではありません。臨機応変に行動できなければならないのです。

仕事体験談