テレビADの実際

なくてはならない女性AD

テレビ番組を作っているADには、どんな人がいるのでしょうか?ここでは、私が見た現場で活躍してらっしゃるADの方々を紹介します。

まずは、高校卒業と同時に上京し、約3年間ADをしている女性の方です。彼女は、10代から派遣のADを始め、これまでに民放各局・NHKの情報番組・生番組・教養番組などを担当してきました。

今ではディレクターや放送作家・プロデューサーなどさまざまな制作スタッフから絶大な信頼を彼女は得ています。彼女は、勉強家で努力家です。ディレクターの演出プランを実現させるため、編集術を学び、寝る間を惜しんで働いています。

体調を崩しながらも、しっかりと仕事をする彼女は、同僚のADからも頼られる存在です。制作現場になくてはならないスタッフの一人として、活躍しています。

人柄が生きている男性AD

次に紹介するのは、どんな時でも陽気で明るくふるまうことのできる男性ADです。彼は、上京後テレビの世界に興味がなかったのですが、ADとして働き始めました。

テレビの演出法や撮影技術などをまったくと言っていいほど、知らない彼ですが、現場のスタッフからは非常に好かれています。なぜなら、彼はいつも明るく、人間関係を上手に築くことができる人物だからです。

テレビ制作の場で、人柄が良いADは重宝がられます。長時間に及ぶ撮影や、一般人の協力が必要なロケなどでは、この人柄が生きてきます。

張りつめた空気を良くしたり、現場の空気を盛り上げることで、ロケがスムーズにおこなえるのです。このように、取り柄をひとつでも持っている人物は、現場で活躍することができるのです。

負けず嫌いの男性AD

最後に紹介するのは、バラエティ制作を担当している男性ADです。バラエティの現場は、他のジャンルの現場よりも体育会系のスタッフが多い傾向にあります。

時には、理不尽な要求をディレクターからつきつけられる彼は、どんな無茶なことを頼まれても、死ぬ気でやり遂げようと頑張り、成し遂げます。「明朝までに猫を10匹準備しておけ」などという要求でも必ず実現させます。

それは、彼が極度の負けず嫌いだからです。彼は、仕事ができない自分が許せないため、どんな手を使ってでもディレクターの要望以上のことをやってみせるのです。

心身ともに辛い仕事でもあるADを卒業し、ディレクターになるには彼のような負けん気の精神も必要だということです。

仕事体験談