テレビADは激務?

リサーチから始まる仕事

テレビADは、番組制作におけるすべての準備をすることが仕事の中身です。その仕事量は膨大で、テレビ局や制作会社から帰れない日も週に何度もあります。

番組制作は、企画会議からすべてがスタートします。会議にはディレクターや作家が企画を持ち寄ります。ADは、その企画資料の準備をしたり、情報リサーチを行うのが仕事です。

ときには複数のディレクターの下で働くこともあるADは、各ディレクターが必要な資料を集めなければなりません。ひとりで複数の企画リサーチをするだけでも膨大な仕事量になります。

インターネットや電話取材などで、要領よく仕事をこなしていかなければ、リサーチ作業は終わりが見えず、帰宅できなくなってしまいます。

ディレクターとの意思疎通が必要

企画会議で番組内容が決まったら、次はロケ準備に入ります。ディレクターの演出プランを共有して、ロケに必要な撮影機材・小道具・美術品・雑品などの手配をするのがADの仕事です。

たとえば、せっかく準備した美術品がディレクターの思い描くものと違う場合は、発注し直さなければなりません。このように二度手間が必要な場面もたくさんあります。

仕事が早いだけではダメだということです。常にディレクターと意思疎通を心がけていないと、仕事が増えてしまい、無駄な業務でさらに休めなくなってしまいます。

怒濤の編集作業

そして、ロケ収録と編集作業と、番組制作は続いていきます。ロケ直前までロケ準備をし、寝ないで長時間のロケをおこなうこともよくあります。徹夜で長時間ロケを迎えるのは、なかなか体力的にきついです。

ディレクターによっては、編集作業をADとともにおこなう方もいらっしゃいます。制作過程でもっとも時間のかかる編集作業に立ち会うことは、ADにとって一番つらい時間と言えるでしょう。

しかしながら、この編集作業中にディレクターの編集技術や編集法を勉強することができるのです。連日の徹夜で睡魔とたたかいながら、編集室にこもることが、自らのディレクション能力を高めるチャンスでもあるということです。

このように、激務の中でADは日々体力をすり減らしながら、経験を積み、番組作りの勉強しています。

仕事体験談