通訳案内士の給料・年収

スポットでの仕事が多く不安定

旅行会社に勤めている通訳案内士の給与は、その契約内容によります。一般的な初任給の相場は、20万円程度で、スキルアップとともに給与は上がっていきます。

400万以上の年収も可能で、経験や能力によってはさらに高収入になることもあるようです。

しかし実際は、通訳案内士は正社員としての雇用形態はほとんどなく、依頼を受けてスポットで仕事をすることになるため、収入は不安定です。

フリーランスの場合、収入はその時のツアー内容や、エージェント(派遣会社)によって変わります。

平均すると、1日のガイドで日当は、10,000〜30,000円が相場となります。数週間などの長期ツアーの仕事が入ると、ある程度まとまった金額を稼ぐことができます。

ただし一日当たりの収入は良いものの、安定しにくいという問題があるようです。

このほかに、食事の手当や時間外手当などが付くかどうかも、エージェントによって違います。

斡旋としての収入

通訳案内士の仕事の中には、ガイドのほかに、空港やホテルへの送迎や、宿泊先の手配などの「斡旋業」が入ることもあります。

エージェントによって、この仕事を案内士に頼むこともあれば、専門の人を用意する場合もあります。

斡旋業務の収入は、仕事の内容にもよりますが、1日あたり数千円〜20,000円の間が多いようです。

安定した収入が難しい

決して単価の悪くない仕事なのですが、旅行シーズンによって仕事量に大きな変化があります。また、経験が少ないうちは仕事を依頼されることが少なく、ベテランに仕事が集中する傾向があります。

一定した収入を得て、通訳案内士のみで生計を立てていくのは難しいなかなか難しいのが現状です。

国の統計によると、通訳案内士の年収で、もっとも多いのが「100万円未満」になっています。また、年間の稼動日数も「30日以下」が半数以上を占めているのです。

ほとんどの登録者が、他に収入源を持つなどして、不定期のアルバイトとして従事しているのが伺えます。語学力を活かして、通訳や翻訳の仕事を兼業しながら、通訳案内士をしている人も多くいます。

観光立国を目指す日本において重要な役割を持つ仕事なだけに、より安定した雇用体制が期待されます。