フリーランスの通訳として働く

単発の仕事が多い

通訳として活躍している人は、そのほとんどがフリーランスとして働いています。

しかし、フリーランスで生計を立てていくのは簡単なことではありません。

ニュースでの同時通訳ができたり、ビジネスシーンでの逐次通訳ができたりなど、スキルが際立って高ければ仕事も途切れることはないですが、一般にフリーランスの通訳の仕事は毎日確実にあるとは限りません。

たとえば、法廷での司法系の通訳を専門にしていた場合、毎日通訳を必要としている外国人が法廷に立つかといえばそうではありません。

さらに通訳をできる能力を持つ人は一人ではありませんし、自分に仕事が回ってくる確率を考えれば、決して安定した仕事とはいえません。

外国と取引を行う企業でも、つねに通訳を必要とするようなビジネスを手掛けるとは限らず、正社員としての通訳の求人は非常に少ないです。

そのため、フリーランスとして生計を立てていくのであれば、いくつかの得意なジャンルを持ったり、誰にも負けない高度な知識を習得したりするなどの個性が重要になります。

エージェンシーに紹介してもらう

通訳として独立したとしても、ただ待っていただけでは仕事は来ません。

多くのフリーランスの通訳者は、通訳専門の派遣会社に登録をして仕事を請け負っています。

企業としても、失敗できない海外企業との取引案件は、信頼できる通訳に頼みたいでしょう。

こういう時、個人で実績もわからないフリーランスへの仕事は頼もうとは思わないはずです。

多くの企業が信頼できる会社に通訳の仕事を任せているので、そうした会社に登録している通訳者が多くいます。

なかには、派遣としてさまざまな企業との人脈を築き、その後、個人的に取引を行うようになる人や、派遣時代の優秀な実績を買われ、大手企業での通訳としての正社員になる人もいます。

他の業種のように、人脈を築いてからフリーランスへ転向という流れではなく、まずフリーランスからのスタートして実績を積んでいくというのが、一般的な通訳者のキャリアアップとなります。

つねに勉強をし、技術を磨き上げていかないと仕事はもらえない厳しい業界です。

もし、通訳を目指しているのであれば、まずは派遣会社の情報などもしっかりリサーチしておいたほうがよいでしょう。