通関士の魅力

通関士という使命感

日々多くの貨物が、外国から到着し、通関手続きを経て市場に出て行きますが、その最終の関所を通すのが通関士です。

逆にいえば、通関士が通関をしないと、外国から購入した貨物は市場で販売ができないのです。

ときには税関と統計品目番号の決定について、議論したり、冬の寒い日に、長時間の税関検査の立ち会いをするなど通関に苦労することもあります。

しかし、通関士はお客さまに代わって税関に申告する使命を持って仕事をしているのです。

そして、無事、苦労した貨物が許可となり、店頭に並んでいるのを見るのも通関士の大きなやりがいのひとつなのです。

幅広い商品知識と貿易知識が身につく

通関士の仕事を通して身につくのは、いろいろな商品の知識です。

外国から輸入する貨物、外国へ輸出する貨物には、食品、衣類、電気製品などいろいろな商品があります。

通関士は、それぞれの貨物に対して、輸出入申告するため、統計品目番号を割り振っています。ただし、割り振るには商品の材質、サイズ、用途、仕組みなどを知る必要があります。

さまざまな貨物を通関するうちに、多くの量の商品知識が身に付き、日常生活での商品選びにも役立ちます。

また、貿易取引の流れや基礎知識、注意しなくてはいけない法律関係の知識も身についていきます。

現実のモデルケースが目の前にたくさんあるので、仕事をする中で自然と身につくのです。

そして、その知識の蓄積こそが、何でも知っている通関士という付加価値をつけてくれます。

長期的に手厚い待遇

通関士も会社員ですのでで、通常の給与だけを見ると資格を持っていない人と変わりません。

しかし、通関士を生かして勤める場合、通関士手当という資格手当が与えられます。

金額は企業や業種、経験によって幅がありますが、月間5,000円~15,000円が相場です。

月間5,000円としても、年間60,0000円、10年で600,000円と考えると、資格を持っているかどうかで、年収に影響がでてきます。

さらに、通関業者でその営業所の専任通関士になると、さらに手当がアップする場合もあるのです。

また、物流業界では、管理職になる条件として、通関士試験合格を必須としている企業もあります。

このように、ゆくゆくの出世にも大いに役立つなど、通関士の待遇は長い目で見ても手厚いものとなっています。