トリマーの悩み

どんな仕事も、楽しい面と厳しい面の両方を持ちあわせているものです。

仕事をするうえで悩んだり迷ったりする点は人によっても異なりますが、ここでは、トリマーとして働く人たちが、どのような悩みを抱えていることが多いのかを紹介します。

労働環境、収入に関する悩み

トリマーが働く就職先の大半は、あまり恵まれた雇用条件を提示しているとはいえません。

勤務時間が長かったり、仕事量やその内容に対して給料が少なかったり…という厳しい条件の下、「早く一人前になりたい!」と夢を持って働くトリマーは多くいます。

トリマーは基本的に、腕が上がれば上がるほど周りから認められ、難しい仕事を任せてもらえたり、収入アップにもつながりやすい技術職の仕事。

料理人などと同じく、新入りのうちはお金をもらいながら学ぶ「修業」という面もあるのです。

だからこそ、仕事を始めた当初は厳しさを感じるのも当たり前なのですが、中にはいくら経験を積んでも待遇が良くならない職場もあるようです。

そうなると、仕事にやりがいが見いだせなくなったり、金銭面で生活をするのも苦しくなったりして、「このままでいいのか」と悩んでしまう人がいます。

自分のスキルに関する悩み

トリマーは技術職。そのため、自分の技術力が目に見えてわかりやすいです。新入社員とベテラン社員とでは、1頭のトリミングにかかるスピード、仕上がりの見た目の美しさなどには普通、大きな差が出ます。

最初は丁寧に指導してもらえたとしても、なかなか技術を覚えられなかったり、周りの同僚や先輩と比べて仕事が異様に遅かったりすると、「自分は何で下手なんだろう…。向いていないのではないか」と悩んでしまう人がいます。

しかし、誰でもゼロの状態からのスタートですし、上達のスピードも人によって異なります。

トリマーとして求められる技術は、練習すればするだけ必ず上達します。いくら怒られたとしても、自信を無くしそうになっても、あきらめずに続けることが大切です。

人間関係の悩み

トリマーは、動物だけを相手にしていればいいというわけではありません。

言葉を話せない動物に変わって要望や意見を挙げる飼い主とはしっかりコミュニケーションをとらなければなりませんし、一緒に営業する職場の同僚とも協力して働く必要があるなど、人と関わる機会が多々あります。

まれに「人と話すのは苦手」という理由でトリマーを目指す人がいますが、そのような場合、想像していた以上に仕事では密な対人関係を築かなくてはならないため、ストレスを感じることがあるようです。