トリマーの面接

トリマーに求められる能力とは

トリマーとしてペットショップや動物病院などに就職しようと考えたとき、就職試験では必ず面接が行われます。

面接では、「動物の世話をした経験」や「志望動機」については、当然質問されると考えておいたほうがよいでしょう。

それ以外にも、「トリミングで得意とする作業は何か」という技術面での質問や、「どうしてこの店を就職先として希望するのか」といった店への思いを聞く質問もよくされるようです。

しかし、こうした質疑応答の中で最も面接者が注目しているのは、実はコミュニケーション能力です。

トリマーという仕事は、上手にカットするための手先の器用さやセンスの良さが重要だと思われがちですが、実際にはコミュニケーション能力が不可欠な仕事です。

それがない人は、トリマーとしてやっていくのは難しいのです。

技術よりも人柄が見られる

トリマーの仕事は「接客業」でもあります。お客さまに対して礼儀正しく、気持ちよく接することができるか。そして、会話を深めながらお互いの満足のいくスタイルを見つけられるかが大切です。

飼い主にとって家族同然の大切なペットをお預かりし、その美容や健康面のケアを行うのがトリマーの役割。カットを行う前に、飼い主がどのようなスタイルを望んでいるのかをしっかり聞きだすことが必要です。

普段はどんな環境で飼っているのか、お手入れのペースはどれぐらいか、どの程度オシャレを楽しみたいか、など総合的に聞きとりながら、最終的なカットのイメージを決めていきます。

そして時には、飼い主に対して積極的にアドバイスを加えることも大切です。

「この犬種にはこういうスタイルも似合いますよ」
「このスタイルのほうが皮膚の病気を防げますよ」

というように、トリマーならではの知識や経験を活かして新しい提案ができれば、よりいっそう飼い主さんから信頼されるトリマーになれます。

技術力は、仕事に就いてからも高めていくことができます。「もっと上手くなりたい」という気持ちさえあれば、どんどん上達していくものです。

しかし、人間性はなかなか変わりません。人に対して優しくできない人が、突然、ものすごい気配り上手になることはめったにないことは想像できるでしょう。

また、向上心や仕事にかける熱意なども、少し話していれば伝わるものです。

こういったことから、面接ではトリミングの技術以上に人柄が見られているということに注意しておきましょう。

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