新人トリマーの仕事

新人トリマーもトリミングできる?

トリマーの代表的な仕事は、シャンプーやカットをしてペットのヘアスタイルを整える「トリミング」です。

専用のハサミを格好よく使いこなす、このトリミング作業に憧れてトリマーを目指すという人も多いようです。

しかし、新人トリマーとして就職してすぐに、トリミングをすべて任せてもらえるというわけではありません。

トリミングはプロの技の集大成

上手にトリミングをするためには、さまざまなスキルが求められます。

お客さまが望むスタイルを聞きとるための高いコミュニケーション能力、限られた時間のなかで素早くカットするための熟練したハサミさばき、素敵なスタイルに仕上げるためのセンスの良さ。

もちろん、犬種や猫種による性格の違いや、毛質の特徴を理解するための幅広い知識も欠かせません。

こうした能力が身に付いていないうちにカットをすれば、お客さまのリクエスト通りのヘアスタイルに仕上げられず、ガッカリさせてしまうことになります。

また、最悪の場合は作業中にもたもたしていて、ペットにハサミでケガをさせてしまうようなこともあり得ます。

ペットはお客さんにとっては家族同然の大切な存在。失敗は決して許されないため、厳重な注意の下に仕事を進めなければなりません。

掃除をしながら先輩の技を盗む

就職したてのトリマーは、経験を積むために、店内の掃除やシャンプー&ドライヤーだけを担当しながら勉強をすることがあります。

店によっても異なりますが、入店してしばらくは、下積み期間と考えておいたほうがよいでしょう。

先輩トリマーがどんな風に接客をしているか、どんな風にペットをなだめながらカットをしているのか、仕上げではどこに気を遣っているのか、目の前で見ながらその技を盗んでいくのです。

修業を積んでコツがつかめてきたら、少しずつ担当させてもらえる仕事が増えてきます。

シャンプーからドライヤー、カット、仕上げまで、1頭のケアすべてを担当させてもらえるようになったら、ひとまず新人の域はクリア。

しかし、ペットは1頭ずつ性格も特徴も異なるもの。自信を持って「一人前」というには、それからたくさんの経験を積んで、技術を自分のモノにしていかなければなりません。

トリマーは職人的な仕事でもあります。努力を続け、お客さまから多くの指名がもらえるようになれば、熟練トリマーといえるでしょう。

仕事体験談