ツアーコンダクターのつらいこと、大変なこと

さまざまな人と接する苦労

ツアーコンダクターは、添乗業務を通じて多くのお客さまと接します。たくさんの出会いがあるところはこの仕事の魅力ですが、実際に働いてみると、ただ楽しいばかりではありません。

旅行にかける思いも、年代も、職業も、価値観も異なる大勢の参加者を一斉に相手にし、自分の力でまとめていくのはとても大変なことです。中には気難しいお客さまもいますし、年配のお客さまの中には足腰があまり強くなかったり、言葉がはっきりと聞きとれないような方もいます。

ツアーコンダクターは、一人ひとりのお客さまの様子や特徴を見極めて、適切なサポートをしなくてはなりません。参加者全員に満足いただけるツアーにしなくてはいけませんから、やりがいがある反面、プレッシャーは大きなものとなります。

ツアーにはトラブルもつきもの

ツアーコンダクターは、いつも入念な準備をしてツアーに臨みますが、予期せぬトラブルに見舞われることもあります。

たとえば、海外でお客さまがはぐれて集合場所に現れなかった場合。ツアーコンダクターは、何とかお客さまを見つけるために必死になって奔走します。もしかしたら事故や犯罪に巻き込まれたのではないかと不安になり、冷や汗がでます。

また、慣れない環境で急病になるお客さまもいます。「具合が悪い」と深夜に叩き起こされることもありますし、病状がひどければ現地の病院に連絡をして、連れて行くこともあります。

そのほか、お客さま同士のトラブルが起こることもありますし、財布やカメラなどの盗難被害に遭う可能性もゼロではありません。大小あらゆるトラブルに対して、冷静な判断の下に対応しなくてはならないのです。

ツアー中は気が抜けないため、ツアーの終了後はいつも疲労感と安堵感の両方に包まれます。

とにかく体力勝負

ツアーコンダクターにとって最も大変なのは、拘束時間が長く、ハードワークなことだといえるかもしれません。

特に海外添乗をする際は、出発から到着まで、丸一日近く寝ずに働き続けることもあります。さらに、行く国によっては時差も加わってきますし、ツアー先に到着してからも、翌日の準備などであまりゆっくり休めないこともあります。

体力がない人や、まだ仕事にあまり慣れてないうちは、非常にきつく感じてしまうでしょう。

また、激務である分が必ずしも待遇で還元される職場ばかりではないため、つらいと感じることもあるかもしれません。しかし、ツアーコンダクターの仕事は奥が深く、多くの人との出会いや未知の体験を通して、自分自身の人間性を深めていくことができます。

お金には替えられないないたくさんの心の財産を得ることができる。そういったところに魅力を感じ、ツアーコンダクターの仕事を続けている人も大勢います。