ツアーコンダクターになるには

旅行会社に就職か、派遣会社への登録を目指す

ツアーコンダクターは、大きく分けて2種類の形で働いています。ひとつは旅行会社に就職すること、もうひとつはツアーコンダクター専門の派遣会社に登録することです。

大手の旅行会社以外では学歴はあまり問われず、高校を卒業後にすぐツアーコンダクターになる人もいれば、短大や四年制大学、あるいは専門学校を出ている人もいます。

実際には、四年制大学または観光系専門学校の卒業生が多いようです。

基本的に、就職時に必要とされる資格はありません。ただし、海外添乗を目指す場合は語学力を問われることがあります。

とはいえ、新入社員が最初から海外への添乗ができることは少なく、まずは国内の添乗業務で経験を積んでいくことになります。

旅程管理主任者の資格を取得

ツアーコンダクターとして働くためには、就職後や派遣登録後に一定の研修や実務経験を経て「旅程管理主任者」の資格を得ることが必要です。

この資格がないと就職できないというわけではないものの、一人で添乗業務をするためには必須の資格となっています。

「旅程管理主任者」資格には、「国内旅程管理主任者」と「総合旅程管理主任者」の2種類があります。

「国内旅程管理主任者」は国内旅行のみしか取り扱うことができませんが、「総合旅程管理主任者」を取得すると国内に加え、海外での添乗もできるようになります。

ツアーコンダクターの資格

なお、近年は多くのツアーコンダクターが派遣会社に登録して働いています。一部の大手旅行会社を除き、旅行会社に正社員として就職し、ツアーコンダクターの仕事をすることは難しくなっているのが実情です。

ツアーコンダクターに求められるもの

統率力

旅行中は大勢のツアー客をまとめることになるため、統率力が求められます。人に対して明るく親切に接するだけでなく、時間や安全を守るためにリーダーシップを発揮しなくてはなりません。

冷静さ

旅行中はトラブルが起こることも多いため、どんな状況でも冷静に対応できる精神力が必要です。

旅行好きであること

ツアー中はツアー客からの無茶な要望を受けたり、24時間気を張っていなければならないこともあります。心身ともにハードな仕事でありながら、待遇がそこまで恵まれているわけではありません。

旅行が好きな人でないと務まらない仕事です。

ツアーコンダクターの今後の見通し

旅行業界の競争が激化しており、各旅行会社ともコスト削減を目的に、ツアーコンダクターを自社で雇うことが少なくなっています。

派遣社員として働く人が多いため、ツアーコンダクターの待遇もなかなか改善されていない状況です。

しかし、高齢化社会が進む中で団体ツアーが増えたり、国際化によって海外旅行を楽しむ人が増えることによって、ツアーコンダクターの需要が高まっていく可能性も考えられます。