塗装工のつらいこと、大変なこと、きついこと

刺激臭との戦い

塗装工の仕事においては、さまざまな種類の塗料を使います。

ペンキ塗りの経験がある人はわかるかもしれませんが、塗料によっては臭いが非常に強く、頭が痛くなったり気分が悪くなったりするリスクがあります。

また、シンナーのような有機溶剤を吸い込んでしまえば中毒を引き起こす可能性もあるので、予防のためにマスクをするなど徹底した対策を取ることが必要です。

もともと嗅覚が敏感な人や頭痛持ちの人にとっては、この仕事は身体の負担が大きいかもしれません。

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職業病との戦い

塗装工は、一日中座って作業ができるということはほとんとありません。

屋根やベランダの床を塗る際には長時間しゃがみこんだ姿勢のまま働くこともありますし、外壁を塗る際には立ちっぱなしということも珍しくありません。

腰が痛くなる、足がしびれるなどの症状に悩まされることもあるので、足腰が強くて体力がある人でなければ務まらない肉体労働だと考えておいたほうがよいでしょう。

天候との戦い

塗装工の仕事は、スケジュール通りに進むわけではありません。

外壁の塗装は、基本的には雨の日には中止になります。

雨によって塗料が薄まってしまうので色味も変わってしまいますし、せっかく美しく塗った場所が乾かないうちに雨に晒されると仕上がりがまだらになって汚くなってしまうからです。

一般的な塗料には「気温が5度以下」の場合や「湿度が85%以上」の場合には塗装を中止するように表記されています。

しかし、こうした気象条件を満たすかどうかは工事当日にならなければ判断ができないこともあるので、塗装工が現場まで行って準備を始めたところで作業が中止になるということも決して珍しくありません。

雇用形態にもよりますが、作業が中止になれば給料が減ってしまうケースもありますし、予定通りの工期に合わせるために後から急ピッチで作業を進めないといけないこともあります。

天候に合わせて臨機応変に対応しなければいけないのは塗装工の大変なところです。