特別支援学校の寄宿舎

特別支援学校の寄宿舎

特別支援学校はとても数が少なく、障害種別によっては県に1校しかないこともあります。ほとんどの場合は通学用のバスも用意されていますが、バスを使ったとしても立地によっては通学するだけで時間も体力も使ってしまうことも考えられます。

ですから、特別支援学校には寄宿舎が併設されていることが多いのです。しかし、その様子は一般的に思うところの「寮生活」のイメージと大きく違うこともあります。

特に視覚障害や聴覚障害の場合は大人になってから障害が発生した中途障害者の割合が高いので、高等部や専攻科に在籍する生徒の年齢幅がとても広く、最高齢が80代になることもあります。

一方、小学部の子供も寄宿舎生活をしていることがあります。親子、孫ほど年の離れた「同じ障害を持つ人」とともに日常生活を送ることで連帯感や安心感が生まれ、孤独感を感じにくいといいます。

特別支援学校の寄宿舎の存在意義

寄宿舎は障害を考慮して設計されており安全性は保証されています。また、寄宿舎職員や宿直の教諭も常駐しています。しかし、特別支援学校の寄宿舎は社会福祉施設とは異なり、教育機関の1つとしての役目ももっています。

ですから、自力でできることはなるべく自分で行い、どうしても難しい場合のみ助けを借りるのが基本です。これは、学校を卒業した後、実社会に出て自立して生活するための実地的な練習にもなっています。

このように特別支援学校の寄宿舎は、「同年代の子供と毎日を一緒に過ごす」ことによる発達的メリットに加えた役目ももっているのです。

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