土地家屋調査士試験の難易度、合格率

土地家屋調査士試験の概要

土地家屋調査士の試験ですが、午前の部と午後の部に分かれます。午前の部は測量計算や作図問題が出され、午後の部は不動産登記法・民法の択一と実際の不動産表題登記申請に準じた書式問題が出されます。

午前の部は、測量士、測量士補、1・2級建築士の資格取得者であれば免除されます。特に、土地家屋調査士の午前の部の問題より測量士補の問題の方が簡単ですので、まずこれを取るって受験されている方がほとんどです。

そのため、一般に公表されている合格率や難易度は、ほぼ、午後の部における合格率・難易度といえます。

土地家屋調査士試験の合格率

土地家屋調査士の合格率は、例年6%程度で推移しています。

平成10年以前は合格率が3%前後だった時期もあり、それに比べれば合格率自体は上がっているものの、これは決して試験自体が簡単になったわけではありません。

土地家屋調査士試験の難しさ

土地家屋調査士試験が難しいのは、択一問題の内容の細かさと、質・量ともに実務に準じた書式問題の存在です。

試験範囲自体は、択一問題でいえば民法・不動産登記法・土地家屋調査士法から、書式問題は製図を含む土地と建物(またはマンションなどの区分建物)からそれぞれ1問ずつ計2問出題されますので、そう広くはないのですが、それぞれかなりの高度な知識が必要とされます。

というのは、不動産登記というのは非常に歴史が古く、なおかつさまざまな時代背景のなかで諸問題が出ては、実務上の運用がなされてきたものです。

この実務上の運用を書き記したものを「先例」というのですが、これがまた相当な量、存在します。

つまり、単に法律だけの知識だけではなく、この先例を含めて縦断的かつ横断的に知識を使えないと、択一問題も書式問題も太刀打ちできないことになります。

また、試験の合格点は午前の部も午後の部も7割前後ですが、午後の部については択一と書式それぞれで足きり点があります。

そしてこの足きり点が厄介なのですが、足きり点自体も7割前後に設定されているのです。つまり、得意な方で点数をかせぐ戦略が使えず、バランスよく合格点を取る必要があるのです。