鳶職人への転職

転職者の受け皿は豊富

鳶職人の業界は慢性的な人手不足に悩まされています。

仕事の特性から離職者も後を絶たない一方で、人手が足りないことを理由に建設現場からの依頼に穴を空けるわけにはいかないため、即戦力を求めている事業所が多いのです。

したがって、学歴や前職、経験の有無を問わずに従業員を募集している事業所が多いといえます。

他職種から鳶職人への転職を考えている人は比較的スムーズに就業先を見つけることができるでしょう。

ゼロから学ぶ姿勢が大切

転職先では前職での経験はさておき、先輩職人の指示に従って一日も早く戦力になれるように努力することが求められます。

新卒者に比べて転職者が敬遠されがちな理由として柔軟さと素直さに欠ける傾向があることが挙げられます。

経験年数が物を言う職人の世界では、とくに素直であること、柔軟であることが求められると考えておきましょう。

時に厳しい反面、面倒見がよく、後輩への愛情に溢れているのが職人気質というもの。熱心な勤務態度は周囲からの信頼を得る一番の近道です。

年齢制限があることも

鳶職人の仕事が肉体労働であることはいうまでもありません。この特性から、高い年齢で転職を考えることは避けた方がいいかもしれません。

実際、年齢の上限を設定している事業所も多いため、受け入れ先を探すのは難しいといえます。

ただし、経験者はこのかぎりではないため、まずは問い合わせて確認してみましょう。

また、18歳にならない者が高所作業に従事することは法律で禁じられています。18歳未満で鳶職人を志願した場合、地上での勤務になることも理解しておきましょう。

ハードであることを覚悟

鳶職人は募集が豊富である上、日給が1万円以上に設定されていることから、がんばり次第では前職と変わらない収入が見込めると踏んで応募に踏み切る人も多くいます。

しかし、この世界は決して甘いものではありません。

肉体労働である上、危険が伴う作業を行っているため、現場は常に緊張感で満ちており、高い精神力も要求されます。

前職がデスクワーク中心だった人などにとっては想像を絶する世界であるといえます。

一度決意したら後には戻れない転職者だからこそ、志願する前にいま一度、鳶の仕事を深く理解し、自分の適性と合わせて熟考してみましょう。