セラピストと整体師の違い

ボディ系セラピストについて

整体師との違いを考えるときにイメージされるセラピストとは、「タイ古式マッサージ」や「リンパドレナージュ」「リフレクソロジー」などの施術者いわゆるボディ系セラピストではないでしょうか。

日本ではそのどれもが民間の資格であるので、資格がないからといって施術ができないというわけではありません。

ただそれぞれに起源があり手技は異なりますから、知識と技術の習得のためにはなんらかの研修を受けるのが一般的であり、その証として資格が存在する場合がほとんどです。

整体師の仕事

そのためセラピストと整体師では取得した資格とさらには勤務先が異なる場合があるといえるでしょう。

勤務先はセラピストがサロン、整体師は整体院が主流ですが、両者ともサロンやホテル、温浴施設などでともに働く場合も多いでしょう。

それぞれの詳細についてですが、整体はアメリカで生まれたオステオパシーという手技療法が大正時代日本に普及したものです。

タイ古式マッサージは一説には約2500年まえブッダの主治医だったインド人医師によって仏教の伝来とともにタイに伝わったストレッチを含むマッサージであるといわれています。

リンパドレナージュは1930年代フランスの医学博士が開発したリンパ液の循環を活性化する手技療法であり、リフレクソロジーは英国式、台湾式いずれも20世紀初めにアメリカで生まれた足裏反射療法です。

リハビリテーションセラピストについて

整体師もいわゆるボディ系セラピストも体のゆがみや自律神経、ホルモンバランスなどを整えるリラクゼーションを目的としている点においては共通しています。

実は大きな違いがあるのは「整体師」と「ボディ系セラピスト」ではなく「国家資格を有する医療類似行為者および医療従事者」とそれ以外の「リラクゼーション施術者」になるでしょう。

医療類似行為者としては「柔道整復師」や「針灸マッサージ師(はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師)」があります。

柔道整復師の仕事
あん摩マッサージ指圧師の仕事
鍼灸師の仕事

さらにリハビリテーション専門の医療従事者として「理学療法士(PT)」「作業療法士(OT)」「言語聴覚士(ST)」といった「リハビリテーションセラピスト」が存在します。

理学療法士の仕事
作業療法士の仕事
言語聴覚士の仕事

つまり「柔道整復師や針灸マッサージ師」および「国家資格を有する医療従事者であるリハビリテーションセラピスト」とそれ以外の「整体師も含めたいわゆるボディ系セラピスト」のあいだにこそ明確な区別があるのです。

その違いは施す側の国家資格の有無と受け手側の健康保険適用の可否です。

大学受験まえにセラピストを志すのであればさらなる高齢化社会に向けて需要が絶えないと考えられるリハビリテーションセラピストの3つの職種のなかから選んで進路を考えてみるのもいいかもしれません。