セラピストの海外留学

海外留学で本場の技術を学ぶ

セラピストとしての技術を磨きたいと思った場合、日本の学校で学ぶ以外に、海外に留学する方法が考えられます。

現在、日本のセラピストが施術している技術の大半は海外から日本に輸入されたものであり、セラピーの技術は日本よりも海外のほうが発展している場合があります。

とくにアロマテラピーやリフレクソロジーは本場イギリスでは治療行為として認められている側面もあり、人間の免疫学や人体の成り立ちなど、医学的見解も交えて深く学ぶことができます。

イギリスはアロマセラピーの本場

アロマセラピーは1930年代に医学の分野においてフランスで生まれたといわれていますが、1980年代にはリラクゼーションを目的としたアロマセラピーがイギリスで発展しました。

アロマテラピーやリフレクソロジーは、3ヵ月~半年ほどイギリスに留学することで、本場の技術を学び、イギリスの国内資格が取ることができます。

イギリスの公立カレッジのなかには、イギリス政府公認のアロマセラピストの国際資格を取得できるところがあります。

また、英国式リフレクソロジーであれば、1984年に設立された「AoR」というリフレクソロジー専門機関の資格取得を目指してイギリスに留学するのがいいかもしれません。

リフレクソロジストの仕事

アロマセラピストの国際資格

アロマセラピストの間で日本でも知られる国際資格には、イギリスに本部のある「IFPA」「IFA」「ITEC」「VTCT」「C&G」、スイスに本部のある「CIDESCO」といった団体が認定するものが挙げられます。

それぞれについて紹介しましょう。

2002年に設立された「IFPA(国際プロフェッショナルアロマセラピスト連盟)」と1985年に設立された「IFA(国際アロマセラピスト連盟)」は、ともにアロマセラピストの専門資格機関です。

「ITEC(アイテック)」は1947年に設立されたエステティシャン、セラピストの公的資格機関で、アロマセラピー以外にもビューティセラピー、リフレクソロジー、リンパドレナージュ、スポーツセラピーなどの資格を認定しています。

「VTCT」は1962年に設立された公的資格機関でセラピー以外にも美容、理容、スポーツなどの分野に関わっています。

「C&G(City & Guilds)」は1878年に設立された歴史のある公的資格機関で、セラピストのみならず約400種類もの資格を認定しています。

「CIDESCO(シデスコ)」は1946年に設立されたエステティシャンの資格機関として美容の分野でよく知られており、スパセラピスト、アロマセラピストの資格もありますが、アロマセラピストの受験資格はエステティシャンの資格保持者に限られています。

エステティシャンの仕事
アロマセラピストの仕事

セラピストの留学先

セラピスト志望者の留学先としては、やはりセラピーが盛んであるという理由からイギリスの人気が高くなっています。

このほか、ワーキングホリデー制度を利用し、オーストラリアやニュージーランドの資格認定校へ留学する人もいます。

あるいはロミロミを学ぶためハワイに、タイ古式マッサージを習得するためタイに、美容系のセラピストならアメリカに留学する方もいるようです。

現地に行くことのメリット

海外留学して現地のマッサージを直に学ぶことは、マッサージの持つ本来の意味や雰囲気、基本となる考え方、大切な心構えといったものを知ることができる非常によい機会です。

また、本場で勉強をしてきたということが確かな技術の証や自信となり、他のセラピストにはないセールスポイントになるでしょう。

しかし、実際の仕事にどうやって国際資格を生かしていくかは、自分で具体的に考える必要があります。

たとえば、将来は海外で働く、あるいは日本で開業する際に肩書きとして役立たせるなど、将来を見据えたうえで留学を志すことも大切でしょう。

ボディ系セラピスト以外の海外留学

メンタル系やエネルギー系のセラピストも、海外留学をして技術を学ぶことができます。

メンタル系やエネルギー系のセラピーは日本よりもアメリカやイギリスなど海外のほうが盛んで、なかにはアカデミーや研究所を開いているところもあります。

したがって、これらの分野のセラピストの場合、本場で勉強をしたということは何よりものウリになります。また、本格的に体系だって技術を学ぶことができるのも利点といえるでしょう。

しかし、ボディ系以外のセラピストは日本では認知度が低いため、仕事をするには個人開業以外の道は厳しいものとなります。その点が、ボディ系以外のセラピストを目指す上ではネックとなっています。