絵本セラピストとは

「絵本セラピー」とは何か

絵本セラピーとは、絵本の力を借りて、その人のありのままを自然に引き出すことを目的としたセラピーの一種です。

「絵本」というと、子どもが楽しむものと考えられることが一般的ですが、絵本セラピーは大人のための自己表現体験とされており、「絵本を使った心理療法」として位置づけられています。

絵本セラピストは、この絵本セラピーという心理療法の知識や技術を備え、人々に実践できる人のことをいいます。

なお、絵本セラピーや絵本セラピストは、2009年に設立された絵本セラピスト協会の登録商標となっており、通常「絵本セラピスト」という場合、この協会に認定された人のことをいいます。

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絵本セラピストになるには

絵本セラピストになるには、「絵本セラピスト協会」が実施する絵本セラピー講座を受講し、修了する必要があります。

絵本セラピー講座は、「基礎講座 理論編」と「実践講座 実技編」に分かれており、まず基礎講座を受講し、課題をクリアすることで「基礎絵本セラピスト」と認定されます。

その後、実践講座を受講して課題をクリアすれば「絵本セラピスト」として認定されます。

絵本セラピストの活躍の場

絵本セラピストとして認定された人たちは、自治体での絵本セラピー講座の講師、フリーランスとしての読み聞かせ活動や企業研修、教育系のボランティア活動など、多方面に活躍しています。

絵本セラピストになることで就職や転職に大きく有利になるといったことは考えにくいですが、そのスキルを生かせる場面はたくさんあるでしょう。

心理カウンセラーの民間資格も併せて取得し、活動の幅を広げている人もいるようです。決められた道が用意されているわけではないため、自身の進みたい道をしっかりと考えておくことが大切です。

なお、絵本セラピストとして認定されてからも、絵本セラピスト協会のフォロー講座を受講し、スキルに磨きをかけていくことが望ましいとされています。