哲学者の求人・採用の状況

教授職につくのは至難の業

哲学者のほとんどが大学や大学院での教授職に就き、研究活動を続けることを目指すのが一般的ですが、希望通りに進路が決まるのはほんの一握り。

研究者としての就職状況は極めて悪いというのが正直なところです。

常勤として活躍しているのは東大や京大といった超一流大学、あるいは海外の大学の哲学研究室を卒業したほんの半数程度に過ぎないのが現状なので、専門の勉強以前に名立たる大学に進学する学力をつけておくことが必須です。

先の見えない非常勤勤務

哲学者が大学や大学院で教鞭を取ろうとした場合、非常勤であってもなかなか就職は難しく、学会等でも哲学者の活躍の場の少なさがしばしば指摘されています。

運よく空きが出ても契約期間が短く、単年度契約であることも珍しくありません。

教員も高倍率

哲学者の多くが大学や大学院で教員免許を取得しており、それを生かして学校現場に就職します。

しかし哲学を学んだ人が取得することのできる社会科の免許は取得できる学部が他の教科に比べて多いため、必然的に高倍率になってきます。

また、採用されたとしても専門である倫理の授業はコマ数が少ないため、必ずしも受け持つことができるとは限りません。

したがって歴史や地理、公民といった他の分野を担当する可能性が高くなることを覚悟しておきましょう。

実績なくして書物は売れず

哲学者が文筆家として生計を立てようと思った場合、出版した書籍が売れることが大前提になってきます。

もちろん、内容で勝負するのが第一ですがそれ以前に発表した論文が学会で評価されていることや、大学や大学院で教授職についていることなど、目に見える形での実績がないと発行部数を伸ばすことは難しいでしょう。