哲学者になるには

大学院進学は必須

哲学者には特別な資格や学歴はありません。ただし哲学研究を行う上で最低限必要な、論理力と哲学史の基礎知識、語学力は大学で哲学を専攻して修得するのが最も近道です。

物事を問い続け、深く思考する学問分野である哲学を研究するにあたり、学部を卒業した後、さらに思考を深化させるべく大学院に進学する人がほとんどであると考えていいでしょう。

実際、多くの哲学者の目指す大学教授のポストは東大や京大といった超一流大学院、あるいは海外の大学院の博士課程を修了したひとばかりです。

哲学者を目指している人はまず高い学力を身に付け大学受験に臨む覚悟が必要です。

論文を発表し実績を作る

哲学者は常に自身の研究成果を論文として発表し、評価を得ることで実績を重ねていきます。

筋の通った論文を書く力は大学、大学院で醸成されるでしょう。

こうした実績が教授職への道を切り開いたり、書籍となって文筆家への道につながったりしていくのです。

ただし、1年や2年で結果が出ると考えるのは甘いと言わざるを得ません。根気よく研究を重ね、地道に論文を発表し続ける勤勉さが必要不可欠です。

語学力を身に付ける

哲学者たるもの、語学の学習も怠らないようにしましょう。著名な哲学書を自分の力で読み、解釈し、自身の糧にするためには原書にあたることが不可欠です。

英語を始め、ドイツ語やフランス語などあらゆる言語で書かれた哲学書を訳しながら読める実力を学生のうちにつけておきましょう。

教員免許は取得しておこう

哲学者として研究1本で食べていけるのはほんの一握り。

多くは博士課程修了後も大学院に残ってアルバイト等をしながら研究を続け、何年先になるか将来が見えないながらも教授職を目指すことになります。

その時、教員免許を持っていると職業選択の幅が広がります。非常勤講師であれば研究の時間も十分にとれるので教職課程は受講しておくべきです。