女性の哲学者

女性哲学者の歴史は浅い

女性の哲学者が現れたのは20世紀になってからのことです。

フランスの哲学者であるシモーヌ・ヴェイユは生前ほぼ無名でしたが、没後見つかったノートが友人によって発表され異例のベストセラーとなりました。

美を重視し、それは神や真理へ至るためのほとんど唯一の道であるとした「美の必然性」を説いています。

同じくフランス人のボーヴァワールはかの有名な哲学者であるサルトルの内縁の妻で、夫の思想に加担しながらフェミニズムを説きました。

女性の哲学者が少ないのはなぜか

歴史上、女性の哲学者が少ない理由としては単純に、女性が教育や職業の上での制限を受けていたからであるということができます。

学問の祖ともいえる哲学の歴史は古く、女性が学問などを志すべきではないという古典的な風潮が関わった期間が長かったことが女性の哲学者を育てなかったというわけです。

学問に性差なし

現代においては哲学者を志す女性も増えてきています。数の上では男性の方が多いことは確かですが大学院には女子学生の姿も見られるようになりました。

かつては生物学的に女性は哲学をするのに不向きであるという風潮もありましたが今ではそれも過去のもの。

学問をするのに性差はないという論調が強くなってきています。

日本の女性哲学者

日本において純粋な哲学者として数えられる女性を挙げるのは難しいかもしれません。

大正から昭和にかけて活躍した平塚雷鳥を始めとした運動家や最近でいえば瀬戸内寂聴といった宗教家も独自の哲学を持っているという意味では広義で哲学者ということもできるでしょう。