哲学者に必要なこと、求められること

絶えることのない探究心

哲学者は物事を深く考えようとする姿勢がなければ務まりません。さらにそれを継続させることが必要です。

その先に広がる新しい世界観を追い求め続けなければなりません。その過程で行き詰ることも当然ありえます。周囲の理解が得られないこともあるでしょう。

それでも思考のもつ可能性を信じて考え続ける能力が哲学者に最も求められることであるといえます。

高い語学力

意外に思われるかもしれませんが哲学者は語学が堪能な人が非常に多い職業です。

中には研究を続ける一方で語学教師を務めるほどもいるほどです。

その理由は著名な哲学書や論文を原書で読む必要性があるため。翻訳だとどうしてもそこに翻訳者の解釈が含まれてしまうことが避けられません。

そのため、哲学者は書いてある内容をそのまま取り込むべく原書で読むのです。

英語はもちろん、フランス語やドイツ語などの文献にあたることも多いことを心得ておきましょう。

多角的な物の見方

研究者全般にいえることですが、自身の研究対象をあらゆる角度から見ようとする姿勢も大切です。

もちろん信念を持って研究にあたることはいうまでもありませんが、結論至るまでの過程で行き詰ることは当然ありえます。

その時に自分の思考を見直し、違う角度から再考し、時には改める勇気も必要です。

孤独であれ、純粋であれ

「人間とは」「愛とは」といった本質的なことに興味を持ち探究するのが哲学者の性分。

他の人がとくに気に留めないこと、当たり前だと思っていることに疑問を持ち、真摯に思考を続けていると時に周囲から孤立してしまうことがあります。それはつらいことかもしれません。

しかしそれを凌駕する純粋な心があれば穏やかな気持ちで研究が続けられます。

これはなかなか難しいことかもしれませんが、この道で成功した人は皆、孤独であり、それを支える純粋さを持っていたということができます。