タクシー運転手の給料・年収・収入

基本は歩合給

タクシー運転手の給料は、「歩合制」が基本となります。つまり、一般的な会社員のように毎月決まった給料をもらうわけではなく、自分の乗務中、どれだけお客さまを乗せることができたかによって収入は変動します。

タクシー会社によって異なりますが、歩合率は60〜65%程度に設定されていることが多いようです。

たとえば、歩合率60%の会社において、1日の売上が30,000円、1ヵ月あたり20日働いた場合の月収は以下のようになります。

30,000円×20日×0.6%=360,000円

このほか、まれに固定給+歩合制をとっている会社もありますが、完全固定給の会社はほとんど見られません。

がんばった分だけ収入はアップするというメリットがありますが、金額はどうしても月によって上下しやすく、不安定な一面もあります。

タクシー運転手全体の平均年収は約300万円といわれており、決して誰もが高い収入を得られる仕事とはいえません。

しかしながら、稼ぐ人は年収1000万円以上を得るなど、人によっての差が大きい仕事だといえます。

また、お客さまの数が多い東京をはじめとする都市部で働くほうが、平均収入は高くなっています。

ボーナスの支給は?

会社によって異なりますが、歩合給とは別でボーナスの支給を行う会社もあります。

また、なかには「固定給+歩合制+ボーナス」という給与体系をとっている会社もありますが、この場合、歩合制は若干低めに設定されていることが多いようです。

このように、タクシー運転手の給料は不安定にもなりがちです。できるだけ安心して働けるよう、応募する前に会社の給料の仕組みについてはよく確認しておきましょう。

健康保険、厚生年金、雇用保険、労働保険、介護保険などの社会保険が完備されているかもチェックしておくべきポイントです。

個人タクシー運転手になると収入がアップ?

上記で述べたとおり、タクシー会社に勤めて働く運転手の場合、自分が稼いだ分の40%程度の金額は会社に納めることとなります。

一方、個人タクシーの運転手になると、稼いだ分の金額はそのまま得ることができます。

車代やガソリン代は自己負担となりますが、たくさんの売上を得ることができれば、会社で働く場合よりも収入は大きくアップします。

個人タクシーの場合は完全歩合制となるためリスクも大きいといえますが、実力がある運転手になれば、かなりの収入を得ることも夢ではありません。

タクシー運転者の平均給与統計

厚生労働省の平成27年賃金構造基本統計調査によると、タクシー運転者の年収は、平均年齢58.9歳で309万円ほどとなっています。

・平均年齢:58.9歳
・勤続年数:9.9年
・労働時間:170時間/月
・超過労働:24時間/月
・月額給与:238,700円
・年間賞与:224,600円
・平均年収:3,089,000円

出所:厚生労働省「平成27年 賃金構造基本統計調査」
※平均年収は、きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額にて計算。
※本統計はサンプル数が少ないため、必ずしも実態を反映しているとは限りません。

平成27年 タクシー運転者の年収(規模別 ※男性のみ)

タクシー運転手の年収は事業所の規模によってあまり差が出ないようです。10人〜99人規模の事業所に勤めるタクシー運転手の年収は280万円、100〜999人規模は321万円、1,000人以上規模は371万円となっています。

タクシー運転者の年収(規模別)_27

平成27年 タクシー運転者の年収(年齢別 ※男性のみ)

タクシー運転者の年収は、ほぼ横ばいで300万円前後を推移しています。

平均年収は310万円となっています。

タクシー運転者の年収(年齢別)_27

※本統計は、調査の母数が少ないため、必ずしも実態を反映していない可能性があります。