宅建士のやりがい・楽しさ・魅力

宅建士のやりがい・楽しさ

取り扱うものの重み

宅建士(宅地建物取引士)のやりがいの源泉は、宅建士が取り扱う不動産というものの重みにあります。

土地や建物は一般的に非常に高額であり、たとえばマイホームの購入は、ほとんどの人にとって人生最大の、そして生涯一度きりの買い物です。

また、金銭的な面だけでなく、どこに住むか、どんな家に住むかということは、私たちが生活していくうえで非常に重要な要素であり、「すみか」が日々の暮らしの充実度・満足度に与える影響は甚大です。

さらに、長年暮らして家族との思い出がたくさん詰まった自宅など、土地や建物そのものに対して持ち主が深い思い入れを抱いているケースも少なくありません。

顧客にとって大切な不動産の取引を手掛ける宅建士は、非常に責任のある仕事であり、顧客からの信頼を得るだけでも大変です。

それだけに、無事に仕事を完遂できたときには、大きなやりがいを感じられるとともに、顧客から感謝されることも多いでしょう。

さまざまな物件を見て回れる

不動産には、居宅、店舗、事務所など、さまざまな種類があり、また居宅のなかには一戸建もあればマンションもあり、その間取りやデザイン、設備なども個々に大きく異なります。

ときには、著名人しか住めないような大豪邸やタワーマンション、何百年も昔に建てられた由緒ある歴史的建造物などを取り扱うこともあるかもしれません。

宅建士は、一般の人では立ち入ることさえできない数多くの不動産を、調査のために見て回れる点が面白さのひとつです。

不動産の数は膨大であり、また、基本的にひとつとして同じ物件は存在しないため、どれだけキャリアを重ねても興味が尽きることはないでしょう。

不動産や建築への興味が深い人ほど、宅建士として楽しく、そしていつまでも向上心をもって、働き続けることができるはずです。

宅建士の仕事内容

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す

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20代登録比率No.1

宅建士の魅力

業務の幅が広い

不動産は種類も豊富ですが、不動産に関する業務内容も非常に幅広いことが特徴的です。

宅建士のなかには、賃貸物件を扱う人もいれば売買物件を専門とする人もおり、仲介ではなく、オーナーから委託された物件の管理運営を手掛ける人もいます。

さらに、ある程度の資本をもつ企業に勤める宅建士は、自社で購入する土地や建物の仕入れを担当し、区画整理を行って分譲地として販売したり、マンションや商業施設などを開発することもあります。

自身の希望や就職先次第で、さまざま業務に携わることができる点が、宅建士の魅力といえます。

また、業務が幅広いということは、それだけ「つぶしが効く」ということでもあり、宅建士資格とある程度のキャリアがあれば、たとえ不況下でも、少なくとも就職先に困るということはないでしょう。

大きく収入を伸ばすこともできる

不動産仲介会社のなかには、給料の一部に歩合制を取り入れているところも少なくありません。

数多くの契約を、あるいは金額的に大きな契約を成立させれば、インセンティブ(成果報酬)によって大金を手にすることも可能です。

宅建士のなかには、やり手営業マンとしてビジネスの第一線で活躍し、同世代の2倍や3倍の収入を稼いでいる人もいます。

また、宅建士を足掛かりとして、「司法書士」「行政書士」「社労士」「税理士」といった他士業資格も取得して兼業で働けば、より安定的に高収入を得ることも可能です。

やり方によっては年収1000万円以上を稼ぐことも不可能ではなく、宅建士は経済的にも非常に魅力のある職業といえるでしょう。