システムエンジニアの仕事内容

情報システムを管理するマネージャー

システムエンジニアは「SE(エスイー)」とも呼ばれるコンピュータ関連の職業のひとつです。

アメリカで初めてのコンピュータが登場してから半世紀以上が過ぎ、コンピュータはありとあらゆるところで使用されて、今では私たちの生活になくてはならないものになりました。

そのコンピュータを動かすには「OS」や「アプリケーション」といったソフトウェアが必要であり、ここで使用されるソフトウェアの開発や運用には、プログラマー」などさまざまな人が関わります。

それぞれ異なる仕事をする人が何人かのチームとなり、ソフトウェアを開発していくのです。

ソフトウェア開発を円滑に行うためには、仕事を管理するマネージャーのような役割の人が必要になります。

そのマネージャー的な役割を担うのが、ここで紹介していく「システムエンジニア」です。

具体的な仕事内容

システムエンジニアは、クライアントと開発スタッフの間に立ち、両者の架け橋となって活躍します。

クライアントとの打ち合わせの場に参加し、「システムで何を実現したいのか」という要求分析や要件定義からスタートし、「仕様書」と呼ばれるシステムの全体図を作成します。

さらに、システムの内容を検討する基本設計、そしてプログラムの内容を詰めていく詳細設計などを行ない、プログラマーなどの開発スタッフに内容を伝えます。

プログラマーの仕事

プログラムができあがってからは、その内容がきちんと動くかをテストし、クライアントに納品します。

こうした一連の流れのなかで、プロジェクトの全体を把握しながら、管理していくのがシステムエンジニアのおもな役割です。

システムエンジニアとは和製英語

システムエンジニアという言葉はコンピュータ業界で一般的に利用されており、どこででも通じる職種名のように思われますが、システムエンジニアという単語は実は和製英語です。

日本では「システムエンジニア」というと、情報システムの開発現場においてプロジェクトを統括し、プロジェクトマネジメントを行う人という意味にとられます。

しかし、アメリカでの「システムエンジニア」はシステム工学での技術者を示す言葉であり、日本でのニュアンスとは若干異なります。

システムエンジニアとプログラマーは異なる

人によってはシステムエンジニアとプログラマーを兼任する人もいるために、「システムエンジニア=プログラマー」と認識している人もいるようです。

しかしながら、本来システムエンジニアとプログラマーは異なる職種として区別されます。

プログラマーとは、一般的にはプログラムの設計書ともいえる仕様書に基づいてプログラムを記述する「コーディング」という作業を行う人であり、つまりソフトウェア開発上の一工程の作業を行う技術者のことです。

仕事で求められる能力

システムエンジニアはさまざまな職場で働いています。

企業の中で自社の情報システムや業務システムの構築・運用を担当している人もいれば、SIer(エスアイヤー)と呼ばれるシステムの企画や保守、管理などを総合的に行う企業で働いている人もいます。

また、独立してフリーランスで働く人もいるので、将来の選択肢は非常に幅広いのです。

この職業はIT関係の知識が必要であることから「理系の人が就く職業」という印象を抱いている人も多いかもしれませんが、決してそのようなことはありません。

コンピュータ関連の高専や専門学校、大学の情報処理関連の学部出身の人が多い業界ではありますが、文系の大学や学部出身の人も数多く活躍しています。

その理由は、入社後の研修で身につけることができるITに関する基本的な知識やスキル、クライアントの要望を的確にヒアリングするコミュニケーション能力、論理的な思考能力などがあれば業務を担当することが十分可能だからです。

業務の一環としてクライアントへの営業活動やプレゼンテーションの機会もあるので、このような能力に長けている人は、特に現場での仕事に生かしやすいでしょう。

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