システムエンジニアの志望動機
システムエンジニアはクライアントから拾い上げた要望からシステムを設計し、システムを実現するための開発工程を管理しています。
ITのスペシャリストではありますが一日中コンピュータを相手にしているというわけではなく、クライアントとの打ち合わせなど、人と関わることが多い仕事でもあります。
そのため、コミュニケーション力が非常に重要で、ときには営業的なセンスが問われることがあります。
また、システムエンジニアはソフトウェアやシステムといったプロジェクトを進めるのも大事な仕事です。
ソフトウェアやシステムが出来上がって動作する瞬間は、システムエンジニアのやりがいの一つです。
多くの人と何かをつくりあげて成功した瞬間に喜びや達成感を感じる人がシステムエンジニアに向いているともいえるので、就職試験ではそうした点を、自らの体験談をもとにして、志望動機として打ち出していくのもよいでしょう。
システムエンジニアの志望動機・例文1
現在、自分はコンピュータ関連の専門学校に在籍しており、そこで電子工学、電気工学、プログラミングを勉強しています。
システムエンジニアをめざしている理由のひとつは自分が勉強している知識を活用することができるということです。
もうひとつは、システムエンジニアは達成感ややりがいを感じることができる職種だということです。
学校でも電子工学、電気工学で電子回路を組む実験を行ったり、ある計算を行うプログラミングを組んだりしていますが、実験で希望通りの結果が出たときや、プログラムが動いて正しい計算結果が出たときには言葉にできないほどの達成感があります。
チームで大きなシステムを開発し、大きな達成感を味わいたいと思っています。
システムエンジニアの志望動機・例文2
現在、自分は工学部でプログラミングの勉強をしており、趣味としてもプログラムを作っています。
しかし一人で作るモノには限界があり、何人かでプログラムを分担して作ったときの完成度には比べるまでもありません。
チームでプログラムを作ったときには、自分のプログラムは正常に動作したのに、他の人のプログラムと一緒にしたときには動作しないなど、チームで開発を行ったことによる苦労もあります。
そのためにチーム内で仕様を確認したり打ち合わせをしたりといったことをしましたが、このようにコミュニケーションを取りながら仕事をすることが楽しく、プログラムが完成したときは大きな達成感がありました。
そうした経験からシステムエンジニアをめざすようになりました。
御社で働く際には、さまざまな人との積極的なコミュニケーションを心がけて仕事をしていきたいと考えています。
システムエンジニアの志望動機・例文3
もうひとつ、時事問題や社会の変化などに対する問題提起や自分の考えを打ち出しながら目標を語るのも説得力があります。
以下がその例文です。
近年では、企業や国家に対するサイバー攻撃が大きな問題となっています。
ネットワーク上のシステムの不備を突いたサイバー攻撃によって多くの人間の生命や財産が脅かされることもあり、このようなサイバーセキュリティに関するスペシャリストの育成は今の日本にとって非常に重要な課題だと思います。
こうした状況を受けて、2017年には「情報処理安全確保支援士」という新たな国家資格も創設されており、これからの社会ではこの分野のスペシャリストはますます活躍していくことができると考えられています。
自分自身もシステムエンジニアの一人として、情報セキュリティの分野で力を注ぎたいと希望しています。
御社は特にこのような分野に力を入れていることから、ぜひチームの一員として一緒に働かせていただきたいと思います。