システムエンジニアの仕事の「上流工程」とは?

重要な作業となる「上流工程」

システムエンジニアをめざす人のなかには、「自分の能力で上流工程をしてみたい」という目標を持っている人もいます。

上流工程というのは、IT業界でよく使用される専門用語です。

ここではこの用語の意味や、どのような人がこの仕事に就けるかを説明します。

ハードウェアやソフトウェアを開発するためにはさまざまな工程が必要ですが、その中でもまず行われるのがこの上流工程になります。

クライアントから要望を聞き出して仕様を考え、プログラムの概要を決めるまでの作業です。

このように書くと簡単な作業に思えるかもしれませんが、設計はもちろんのこと、開発にかかる期間やコスト、人手などもこの時点で決めなければいけないので、非常に難しい仕事であることは間違いありません。

もしもこの時点でミスがあれば、開発中に仕様を変更したりやり直したりすることになり、納期に間に合わない、コストがかかりすぎてしまう、などの難しい問題に発展します。

熟練の技と確かな知識を持った人だけが任される仕事であり、特に規模の大きい開発ともなると、ベテランのシステムエンジニアしか担当できない仕事といわれています。

実際の開発を行う「下流工程」

「上流工程」とは別の作業として「下流工程」というのもあります。

下流工程は開発の工程においてコーディングやテスト、導入などを行い、構築や配備に関わる具体的な作業を行います。

上流工程と下流工程の関係に関しては、上流工程が全体の設計を考える仕事で、下流工程が実際の開発をする仕事という捉え方でよいでしょう。

大規模な開発事業においては、上流工程と下流工程を別々の企業が担当することもありますが、両方の工程を同じ企業が引き受けていることもあります。

システムエンジニアとしての就職をめざすのであれば、ミスマッチを防ぐためにもどちらの工程に力を入れている企業なのかをよくリサーチしてから応募したほうがよいでしょう。