スタイリストのつらいこと、大変なこと

予期せぬトラブルにも冷静に対応

いくら入念な準備をして現場に向かっても、撮影中は予期せぬことが発生します。

たとえばモデルに着せる服のサイズが合わなかったり、突然服が破れてしまったり、いざ撮影をしてみると「イメージが違う」という話になり、その場で別のコーディネートを考えなければならないこともあります。

こういったトラブルに臨機応変に対応できるかどうかが、スタイリストの腕の見せどころ。あらゆる状況に冷静に対処できるだけの知識を身につけていなければ、現場で右往左往してしまうことになります。

実はとても地味な仕事

雑誌などに登場するスタイリストは、その華やかな面だけをクローズアップされていることが多いですが、実際の仕事内容はとても地味なものです。

企画を考え、服を選び、服を借りて現場に行き、仕事をこなし、借りた服を返却する…毎日、そういった作業の繰り返しです。

超売れっ子スタイリストの中にはトップモデルのコーディネートを依頼されたり、お金にも苦労せず悠々自適な生活を楽しんでいる人もいますが、そういったところまで上り詰めるには、努力も才能も必要です。

多くのスタイリストはアシスタント時代とさほど変わらず、朝から深夜まで仕事に必死で打ち込んでいます。

スタイリストは決して目立つ仕事ではありません。ファッションそのものを愛しており、そのうえで人を裏方として支えることが好きでなければ、なかなか続けていけない仕事です。

プレッシャーとの戦いと、体力勝負の日々

スタイリストは、いつも重たい衣装や道具などの荷物を持って歩き回るため、とくに真夏や真冬は大変です。肩こりや腰痛にも悩まされやすく、休日は1日中ベッドの上から起き上がれない…なんていうこともあります。

また、一般的にスタイリストはいくつかの仕事を掛け持ちます。

案件ごとにスケジュールやクライアントの要求が異なる中で、頭をフル回転させて、すべての仕事で納得してもらえるコーディネートを提案しなければなりません。

あまり経験がないうちは、毎回「これで大丈夫かな」と不安になって、落ち着いて眠れない日もあります。しかし、こういったプレッシャーは自分でしか克服できません。

経験を積み、クライアントからの信頼を集め、自信をつけていくことが大切です。

仕事体験談