日本体育協会公認のアスレティックトレーナー資格とは

国内では最も有名な資格の一つ

日本体育協会が設けているトレーナー資格は、「公認アスレティックトレーナー資格」と呼ばれています。

現在、日本にはスポーツトレーナーの国家資格がありません。

日本体育協会の公認する「公認アスレティックトレーナー資格」は、「ジャパン・アスレチック・トレーナーズ協会」の認定する「認定アスレチック・トレーナー資格」ともに、最も知られたスポーツトレーナーの資格となっています。

スポーツトレーナーを目指す人が資格をとる方法

日本体育協会の「公認アスレティックトレーナー資格」を取得する方法は、2つあります。

これからスポーツトレーナーになりたいという人は、日本体育協会認定の専門学校や大学へ入学するという方法です。

そこで指定のカリキュラムを勉強すれば、講習や一部の試験が免除され、検定試験を受けることができます。

認定校は、北海道から九州まで全国にあります。具体的な学校名は、日本体育協会のホームページの「適応コース承認校」で確認してみましょう。
公益財団法人 日本体育協会

現役のスポーツトレーナーが資格をとる方法

すでにスポーツトレーナーとして活動している人は、日本体育協会の養成講習会を受講します。

受講するには、各都道府県の体育協会や、日本テニス協会、日本陸上連盟など加盟競技団体の推薦を受ける必要があります。

推薦を受けられるのは、満20歳以上で、スポーツトレーナーの中でも国体や国際大会に出場する選手を担当するなど活動実績がある人です。

講習内容は、「スポーツと法」、「スポーツ組織の運営と事業」といった基礎知識が約150時間。

「スポーツ科学」、「運動器の解剖と機能」、「スポーツ外傷・障害の基礎知識」、「健康管理とスポーツ医学」、「予防とコンディショニング」といった専門科目600時間に、現場実習が180時間です。

受講料は約9万円(平成26年度)です。

検定試験の内容

検定試験は、筆記試験と総合実技試験です。総合実技試験は、筆記試験合格者が受験できます。

筆記試験は、専門知識が問われますので、とにかく勉強しておくことが大切です。1日30分ずつの勉強を1年間続けて合格したという人もいました。

総合実技試験は、急性期、アスレティックリハビリテーション初期、後期の3つのカテゴリー別に、試験官との質疑応答やテーピングなどを行います。

検定試験の合格率は10%以下といわれています。1994年の制度化から20年間で認定を受けたのは約2,000名です。

資格を取得しても仕事ができるわけではない

この資格を取得したからといって、すぐにスポーツトレーナーとして仕事ができるわけではありません。

この資格をもつに越したことはありませんが、スポーツトレーナーとして仕事ができるかどうかは、トレーナーとしての実力と経験、さらには自分のもつネットワークなど個人の能力にかかっています。