女性のスポーツトレーナー

アメリカで活躍する女性スポーツトレーナー

スポーツトレーナーとして活躍している女性は少なくありません。

女子サッカーや女子バスケット、女子バレーボールといった女子競技だけでなく、野球やラグビー、アメリカンフットボールといった男子競技の世界でも女性のスポーツトレーナーが働いています。

たとえば、本場のアメリカンフットボールリーグ(NFL)で、2002年、史上初の女性トレーナーとして採用されたのは、東京都出身の磯有理子さんでした。

中学、高校ではバスケットボールの選手でしたが、ヒザを痛めて競技生活を断念しています。

高校卒業後、オレゴン州立大学へ留学してスポーツ医学を勉強しました。大学院終了後、ポートランド州立大学のトレーナーとして採用され、女子バスケットボール部やレスリング部、アメリカンフットボール部などで経験を積みました。

そして、2年連続でピッツバーグ・スティラーズのキャンプにインターシップとして参加した時に認められ、正式にアスレチックトレーナーとして採用されたのです。

2006年には、スタッフの一員としてスーパーボウルで優勝を果たしました。スティラーズでは9シーズンで3回もスーパーボウルを経験、2度の優勝に貢献しました。

現在は、オレゴン州立大学のヘッド・フットボール・アスレチックトレーナーを務めています。

環境の整備が課題

日本でも、企業チームやクラブチームはもちろん、中学や高校のクラブ活動でも女性のスポーツトレーナーが働いています。

元スポーツ経験者が多いようですが、スポーツトレーナーに必要な要素は、専門知識と専門技術、経験、コミュニケーション能力です。

スポーツトレーナーとしての実力さえあれば、スポーツ経験の有無はもちろん、男女に関係なく、働くことができます。

ただ、男女比でいえば、圧倒的に男性が多く、労働環境という点で女性への配慮はほとんどないといっても過言ではありません。女性が働きやすい環境の整備が、今後の課題となっています。