スポーツインストラクターに必要なこと

成長カーブを知っておく

「成長カーブ」と呼ばれるグラフがあります。時間の経過と物事の成長、発展との関係を表すカーブです。

横軸に時間の経過、縦軸に成長度を示すと、始まりからしばらくは成長度もそれほど高くありませんが、ある時期にくると一気に成長します。そして、その成長期を過ぎると、あとは成熟期になっていきます。

この曲線が、「S」字を横にした形に似ていることから、別名「S字カーブ」とも呼ばれます。

人間の成長も、「幼児期」「成長期」「成熟期」と分かれ、このカーブを描きますが、勉強やトレーニング、ダイエットなどの成果も、このS字カーブを描くことが知られています。

スポーツインストラクターは、指導する時、この「成長のS字カーブ」を頭に入れておくことが必要です。

立ち上がり期には励まして続けさせる

フィットネスクラブやスポーツジムで何かを始めても、最初のうちはなかなか成果が出ません。

成果が出ないうちにやめてしまうことを「三日坊主」と言ったりもしますが、この時期は、指導対象者のモチベーションが維持できるように楽しませたり、励ましたりすることが必要になります。

また、最初の立ち上がり時期には、この「成長のS字カーブ」について話をしておくと効果的です。

人間は、成果が目に見えないと長く続けることが難しいですが、ここを乗り切ると一気に成果の出る成長期が来ることを知っていれば、がんばれるものです。

成長期には相手を見て誉めたり、ブレーキをかけたり

最初の立ち上がり期を乗り切ると、今度は成長期です。トレーニングやダイエットでも、目に見える成果が出始めたことを確認して誉めます。

そして、その成果をさらなるモチベーションにしますが、その一方で、調子に乗りすぎているようならブレーキをかける必要もあります。調子に乗っていると、思わぬケガをしたり、やりすぎて故障につながりやすいからです。

グングンと成果の見える成長期だからこそ、逆に注意すべきことに気を配るのもスポーツインストラクターの大切な役目です。

成熟期はマンネリに注意

成長期を過ぎると、成熟期になります。どうしてもマンネリになりやすいので、新たな目標を設定したり、飽きないようにメニューを変えたりする工夫が必要になります。

スポーツインストラクターが指導する時、この「成長のS字カーブ」を知っていれば、対象者に対して効果的にアドバイスができるはずです。