僧侶(住職・坊さん)のやりがい

歴史を継承する責任

仏教の歴史は古く、その影響も全世界に及んでいます。中でも、日本は仏教が定着した代表的な国家であり、文化的に見てもその影響力は絶大であるといえます。

古の僧侶達から脈々と受け継がれてきた仏の教えを後世に伝えるという重要な責務を担っているという点にやりがいを感じている僧侶がほとんどであるといえるでしょう。

迷える人々を教え導く

古くから人々は悩み苦しんだ時に信仰の有無に関わらず、寺院を訪れ僧侶に教えを乞いました。

厳しい修行に耐え、仏の教えに則って正しい道を追求する僧侶は、人生の師として人々の尊敬を集める存在であったといえます。

現代社会においても、寺院や僧侶に癒しを求める人は多く、その教えを頼りに生活している人が多くいます。その救いの手は檀家であるか否かということに関係なく、すべての人に平等に差し伸べられます。

一般大衆に感謝され、尊敬されているという自負は僧侶の人生に潤いを与えているといえるでしょう。

故人を安らかに成仏させる

信仰に関わらず、死者を弔う儀式は多くの人々が仏教形式をとっています。墓石を見ても仏教形式が大半を占めていると言っても過言ではありません。

日本では特別な信仰がない場合は仏教形式で葬儀を行い、埋葬するのが通例であるといえます。

日本国内における葬儀のほとんどをとりしきる僧侶達は故人を安らかに眠らせるという特別な責務を担い、果たしています。結果、遺族の悲しみに寄り添い、慰めることで感謝されています。

この尊い責務を果たすことで僧侶が僧侶として生きる意義を見出すことができるともいえるでしょう。

葬儀を行った家系とはそれまでも長く付き合ってきた歴史がある場合がほとんどであり、多くの場合はその後、何代にもわたって親交を深めることになります。

そういったところからも綿々と連なる歴史の重みを感じ、気を引き締めてその任務についている僧侶が多いのです。