葬儀屋は激務?

依頼が重なると忙しい

葬儀屋は24時間体制で仕事をしなければならないため、激務ともいえます。

ただ、日によって仕事のボリュームがかなり違います。葬儀の依頼が入ると、電話を受けた直後からフル回転で働かなければなりません。

立て続けに葬儀が入ると、社員の少ない葬儀屋の場合は、休暇中の人でも駆けつけて仕事をする必要があります。

遺体を安置させてから、葬儀全般を済ませて火葬が終わるまで、葬儀屋は昼夜を問わず、忙しく働きますし、徹夜するときもあります。

一方、葬儀がないときは、時間の流れが比較的ゆるやかになります。

ただ、葬儀屋も営業活動をしなければなりません。病院をまわったり、広告を出したり、地域の集まりに出て顔を広げたりと、いろいろ仕事があり、葬儀がなくてものんびりはできません。

体力を使う

葬儀屋の仕事は、体力が必要です。まず、遺体を搬送するときには、かなりの体力を使います。

亡くなった人の体は硬くなっているうえに、首がぐらぐらしているので背負いにくくなります。

病院やマンションなど、エレベーターが設置されている場所であれば、それほど大変ではありませんが、エレベーターのない建物の3階や4階から遺体を搬送することもあります。

遺体を背負いながら狭い階段を下りるのは、まさに命がけの作業です。

また、遺体を棺におさめたり、棺を持ち上げたりする仕事もあります。遺体保全のために、何十キロもあるドライアイスを運ばなければなりません。激務により、腰を悪くする葬儀屋もいます。

さらには、大雪の降る中でも葬儀の間中ずっと外に立ち続けていたり、炎天下の猛暑の中で作業を続けたりするときもあります。

葬儀が重なっているときは、睡眠不足のまま働き続けることになりますので、体力がないと続かない仕事です。

精神的につらいことも

葬儀屋は、体力と同じくらい強い精神力も必要な仕事です。

初めて葬儀屋の仕事をすると、今まで経験したことのない、さまざまな場面に遭遇します。

まずは、遺体の処置をすることです。葬儀屋によっては、処置は別の業者に任せるところもありますが、一般的には葬儀屋の仕事です。

病院で亡くなられた場合は、比較的簡単な処置で済みます。しかし、事故死したり、孤独死で腐敗していたりする遺体を処置しなければならない場合もあります。

強い精神力と使命感を持っていないと、こなせない仕事です。

また、葬儀の打ち合わせをしているときに、遺族同士で遺産の争いやもめごとが始まることもあります。人間の内面の嫌な部分を目にすることも多いため、ある程度タフな神経が必要です。