損害保険会社の仕事、業務内容

リスクに備える「損害保険」

損害保険会社が取り扱う「損害保険」とは、毎日の生活や仕事のなかで起こりうる「事故」や「災害」「盗難」などのさまざまなトラブルやリスクに対して日頃から備えておくことを目的として作られたものです。

保障内容や保険料は商品によってそれぞれ異なりますが、「あらかじめ保障の対象や範囲を決めて保険料を払い込み、契約期間内に起きた損害に対して保険会社が保険金を支払う」という基本的な仕組みはどれも同じです。

昔は海上輸送や火災に対する損害保険が主流でしたが、時代の流れとともに自動車保険の契約数が急増し、東日本大震災や熊本地震のあとには地震保険も大きな注目を浴びるようになっています。

「営業部門」と「業務部門」

それでは、損害保険を取り扱う損害保険会社の社員は、どのような仕事をしているのでしょうか。

まず、多くの人がイメージしやすいのは「営業部門」ではないでしょうか。

損害保険会社における営業の仕事の幅は広く、企業や団体を相手とした法人営業から個人向けの営業、さらには保険商品の販売をしている代理店に対する教育やサポートも行います。

自社の商品への深い知識や顧客のニーズを聞き出すコミュニケーション能力がなければ務まらない仕事であり、損害保険会社の存在を支えるうえで非常に重要な役割を担っています。

この営業部門に対して、顧客がいざ保険商品を使おうというときに重要なサポート役となるのが「業務部門」の仕事となります。

具体的にいうと、顧客が事故や災害などで保険の請求をしてきた際に査定を行う損害調査の仕事や、事故の相手との交渉をサポートする仕事、保険金支払いの手続きをする仕事などがあります。

さらなるサービスの充実のために

新たな保険商品を開発する商品企画部門というのもあります。

顧客のニーズを調査・分析しながら新しい商品を考案したり、すでにある商品の内容を見直す改定業務を行ったりするのが仕事です。

損害保険というのは時代の流れとともに求められる内容が変わります。

流通する自動車の性能が変われば事故の発生率やパターンも変わりますし、地震や津波などの災害への備えに対する世間の考え方も常に変化していくものです。

これからの時代にふさわしい内容にするためにも、商品企画部門は重要な役割を担っているといえるでしょう。

損害保険会社では、こうした部門以外にも、資産運用を担当する部門や国際的な市場を開拓する部門など、さまざまな部署のスタッフが連携しながら働いています。