損害保険会社の種類

「マリン分野」と「ノンマリン分野」

現在、国内にはたくさんの数の損害保険会社がありますが、大きく分けると二種類に分別することができます。

貨物保険や船舶保険などの海上に関わる分野を扱う「マリン分野」と、自動車保険や火災保険、傷害保険など海上とは関係のない分野を扱う「ノンマリン分野」です。

損害保険会社の社名には「海上」や「火災」という単語が入っているところが多いことからもわかるように、昔は損害保険の商品のメインは海上保険や火災保険でした。

しかし、国民の自動車保有台数が急増するとともに自動車保険を主力商品にする企業が増え、現在は企業によって「マリン分野」と「ノンマリン分野」のどちらに力を入れているかが異なります。

たとえば、三井住友海上や東京海上日動などの会社では、「マリン分野」と呼ばれる海上保険分野がよく知られています。

具体的な内容としては、貿易や物流の際に起きたトラブルに対する保険である貨物保険や、船や船員を対象としている船舶保険などです。

一方で、ソニー損保やアクサダイレクトなどの会社では「ノンマリン分野」である自動車保険やバイク保険に力を入れています。

また、チューリッヒやAIU保険会社では傷害保険がよく知られているようです。

損害保険会社への就職をめざす人は、「マリン」と「ノンマリン」のどちらの仕事に携わりたいのかを考えたうえでも企業を選ぶとよいでしょう。

「店舗型」と「通販型」

損害保険会社は「店舗型(代理店型)」と「通販型」の二種類に分けることもできます。

前者は従来からのスタイルである代理店を通しての保険商品の対面販売を行っており、後者はインターネットや電話を利用した通販型の保険商品の販売を行っているのが特徴です。

最近では、手軽に安く加入することができる通販型の保険が人気を集めていますが、手軽だという反面、加入者が重要事項の内容をよく理解しないまま加入してしまったり、いざ事故や災害にあったときにどうやって保険を申請すればよいかわからなかったりするケースもあります。

対面販売ならではの手厚いサポートと通販ならではの手軽さは、それぞれにメリットとデメリットがあり、これからもしばらくの間はこの二種類の販売体制が続いていくと考えられます。