損害保険会社は激務?

突発的な事故や災害に対応

損害保険会社というと、「給料は高いと聞くけれど、そのぶん仕事が激務なのではないか」というイメージをもっている人も少なくないようです。

それでは、この仕事はどのようなところが大変なのか、見てみましょう。

まず、総合職として入社した場合、全国転勤あるいは海外勤務になりますので、数年ごとに知らない土地を転々としながら働かなければいけないという大変さがあります。

環境の変化に強い人でないと、ストレスや孤独を感じてしまうこともあるかもしれません。

仕事においては人身事故や物損事故、災害など突発的に起きることに対して対処していかなければいけないので、損害調査を担当する部署や加入者からの相談を受ける部署は特に、難しい案件が立て込んだときには残業続きの忙しい日々が続きます。

定時に出勤して定時に帰宅できるという生活はそれほど一般的ではないでしょう。

さらに、損害保険の請求をしてくる人は当然事故や災害などで困難に直面しているわけですから、思い通りの査定にならなかったり手続きが遅れたりすると激しい剣幕でクレームをつけてくることもあります。

交渉の結果次第で支払われる保険金の金額が変わるため、どちらも一歩も譲れず、長い時間をかけて交渉に臨むこともあります。

プレッシャーを感じる局面も少なくない仕事ですから、ある程度精神的にタフでないとやっていけないでしょう。

休日でも休めない現実

損害保険会社で働く人のもうひとつの大変さは、勉強の大変さでしょう。

保険商品を取り扱うためには、膨大な量の約款や重要事項説明書の意味を理解していなければいけません。

この業界で働くためにはまず「損保一般試験」に合格しなければいけませんし、その後もさらに「損害保険大学課程」の試験に向けて勉強を続ける人もいます。

また、「アクチュアリー」「ファイナンシャルプランナー」などの資格を取得する人もいますし、語学力を磨くために「TOEIC」や「英検」などの試験を受ける人もいます。

休日も勉強の時間にあてることも多いので、プライベートの時間を確保しにくいということもあります。

激務ととらえるかどうかは個人の感じ方次第ではありますが、体と心を休めるヒマがないということが十分にあり得る仕事なのです。