「ワインが好き」はありきたり
ソムリエになるには、レストランやビストロの就職面接を受ける必要があります。その際には、ほかの職種と同様に「どうしてソムリエになろうと思ったのか」という志望動機が聞かれるでしょう。
ソムリエにとって大切なことは、「ワインが好き」「人をもてなすことが好き」という点です。
ただ、就職試験の志望動機でただ単にワインが好きだから、人をもてなすことが好きだからという話をしていたのでは面接官の印象に残ることは難しいかもしれません。
ワインが好きというのはソムリエにとってはある意味でありきたりの回答と考えられます。人をもてなすことが好きという気持ちも持っていることが前提ともいえるでしょう。
盛り込みたいテーマ
ではどのような志望動機がよいのでしょうか?
模範解答というものはありませんし、大切なのは自分のソムリエに対する想いを込めて話すということです。
たとえば「自分がソムリエを目指すきっかけとなったエピソード」、「ソムリエとしてどのように働いていきたいという想いがあるのか」などを盛り込むとよいでしょう。
ソムリエとして何がしたいのか
そして志望動機というと面接を受ける企業をやたらと褒め称えるような内容を入れたくなる人が多いかもしれませんが、これはあまりおすすめしません。
「御社のここがすばらしい、御社のここがよいと思う」といった話は、耳あたりはよいですが、「だから御社に入りたい」という志望動機になってしまっては自分の魅力をまったく伝えることができていません。
志望動機で大切なのは、いかに自分の魅力や将来性について知ってもらうかということです。
志望動機では「ソムリエとしてこの会社でこうした働きをしたい」という点を明確に伝える努力をすることがポイントとなります。