測量士の給料・年収

測量士って儲かるの?

測量の仕事は、その成果が目に見える形で残っていきます。

橋やトンネル、鉄道などがその例ですが、人々の生活を支え役に立つものをこの世に誕生させられるのは測量士の喜びの一つでしょう。

しかし、こうした公共性の高い仕事であるにもかかわらず、測量士の給料や年収はそれほど高いとはいえません。

実際の年収には差がありますが、測量士の資格をもって実務経験を積んだ人の平均年収は400万円前後といわれています。これは一般的なサラリーマンとして勤務している方と大差がない数字です。

仕事内容もハードな面が多く、残業はあたりまえで早朝から車を走らせて遠方の現場をめざすこともあります。

管理職へ昇格したからといって年収が大幅に変わるかというと、そうでもないのが現状です。

こうしたことが起きる背景には、公共工事にかかる予算が削減されそれに伴って売り上げが減少していることが挙げられます。

少ない仕事をめぐって過当競争が起きていることもその理由です。

他の資格とあわせたハイブリッドな測量士を目指せ

しかし、測量士は他の資格と絡めてしまえばぐっと強みを増す資格でもあるのです。

たとえば、土地家屋調査には測量業務がかならず必要になるだけでなく登記申請業務も発生します。

それら申請業務は測量士が単独で行うことができず、土地家屋調査士の有資格者と連携する必要が出てきます。

そこで測量士と土地家屋調査士の資格を両方取得していれば、測量から登記までを効率的に低予算で提供することができます。

土地家屋調査士の仕事

これは顧客に対して大きなインパクトとなる営業戦略でもあるので、独立開業したとしても十分に顧客を確保できる可能性があります。

また、土地を開発する際には認可に関連した制約事項が多数存在し、それらを代行するには行政書士の資格が必要となります。

行政書士の仕事

測量と許認可申請を同時に行うことができれば、それもまた顧客の信頼をアップさせる戦略だといえます。

まずは測量士として仕事をするなかで顧客の信頼を集め、平行して土地家屋調査士や行政書士の資格を取得したのち独立開業すれば、年収の大幅アップもぐんと現実的になってきます。

実際にこのような形で独立し、年収1000万以上稼いでいる方も多く見られます。

測量士の平均年収統計

平成27年の賃金構造基本統計調査によれば、測量士の平均年は43.4歳で約456万円となっています。

・平均年齢:43.4歳
・勤続年数:14.6年
・労働時間:169時間/月
・超過労働:11時間/月
・月額給与:312,500円
・年間賞与:808,000円
・平均年収:4,558,000円

出典:厚生労働省「平成27年 賃金構造基本統計調査」
※平均年収は、きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額にて計算。
※本統計はサンプル数が少ないため、必ずしも実態を反映しているとは限りません。

平成27年 測量技術者の年収(規模別)

10人〜99人の規模に勤める測量技術者の平均年収は441万円、100〜999人規模は619万円、1,000人以上規模は591万円、10人以上規模平均は456万円となっています。

測量技術者の年収(規模別)_27

平成27年度 測量技術者の年収(年齢別・男女別)

男性の平均年収は466万円、女性の平均年収は295万円となっており、女性のほうが100万円以上低い数字となっています。

男女別で見ると、30代後半から男性の給与の伸びが高くなっています。これは男性のほうが管理職になる傾向が多いからと推察されます。

測量技術者の年収(年齢別)_27

※本統計は、調査の母数が少ないため、必ずしも実態を反映していない可能性があります。