サッカー選手の留学

高校卒業直後に留学した宮市亮選手の場合

現在イングランドのウィガンに所属する宮市亮選手は、中京大中京高校3年の時、ドイツのFCケルンの練習に参加しました。そして、高校を卒業した2010年には、アーセナルと5年間の長期契約を結んで一躍有名になりました。

その後、たび重なるケガのために思うようなプレーができていませんが、当時、選手の育成面では、日本のプロクラブの下部組織からでもなく、高校・大学のクラブ活動出身でもない「留学ルート」として注目されました。

小学4年生でスペイン留学した久保建英君の場合

2011年には、川崎フロンターレのU-10(小学3年)に所属していた久保建英君が、FCバルセロナの下部組織に留学しました。

8歳の時、横浜で開催されたバルセロナキャンプでMVPを獲得。バルセロナスクール選抜としてヨーロッパの大会に出場し、そこでも大会総得点の約6割を一人で決めてMVPを獲得しました。

そのずば抜けた才能が認められ、特別に下部組織への留学が認められたのです。

サッカーの海外留学は、Jリーグの創設前から行われています。高校を中退してブラジルに渡った三浦知良(カズ)選手や、高校卒業後、やはりブラジルへ渡った中澤佑二選手が有名です。

その後、長期、短期を含め、欧州と南米を中心に多くの日本人が留学しており、現在も、サッカー留学を扱う業者がたくさんあります。

欧州の名門クラブのスクールが日本へ進出

その一方で、最近、日本に増えているのが海外の名門クラブによるアカデミーです。

ACミランが愛知県小牧市、FCバルセロナが福岡、バレンシアが大阪と神戸、レアル・マドリッドが横浜市、チェルシーが八王子で、すでに開講しています。

2013年7月にはバイエルン・ミュンヘンと提携したスクールが広島県福山市、インテルが10月に東京で開講する予定です。

たとえば、FCバルセロナ福岡校では、幼稚園の年長から小学6年生までを対象にトップチームが目指すスタイルに沿って指導を受けられます。指導者はバルセロナから派遣されたコーチが中心で、月謝は週2回コースで1万5750円です。

幼稚園児や小学生を対象にするところが多く、地元の人しか通うのは難しいですが、サッカーを学ぶための選択肢は広がっています。