サッカー選手に必要なこと

いつも向上心をもってサッカーと向き合うこと

サッカー選手に必要なことの一つに、「向上心」があります。昨日よりは今日、今日よりは明日はもっとうまくなりたいと思ってサッカーと向きあうことです。

たとえば、チームの中ではうまい方でも、全国、あるいは世界にはもっとすごい選手がいるはずです。また、チームでレギュラーを取れなくても、将来、どんな選手に成長するかはわかりません。

サッカー選手でいる限り、常に「少しでもうまくなりたい」という向上心をもって取り組むことが大切です。

向上心を忘れた若いころの柿谷選手

日本代表やスイスのクラブで活躍する柿谷曜一朗選手は、もともと、セレッソ大阪の下部組織で育ちました。その才能が高く評価され、16歳でトップチームと契約し、U17日本代表のメンバーとしても大活躍しました。

ところが、プロとしてなかなか結果が出ないと、チームの集合時間に遅刻を繰り返すようになり、練習や試合でもピリッとしなくなりました。

柿谷選手本人にどんな理由があったのかわかりませんが、周囲からは「プロ意識がない」、「勘違いしている」、「人間としてだらしない」といった声を聞くようになりました。当時のクルビ監督も心配したり、激怒したりして、結局、柿谷選手を徳島ヴォルティックスに期限付きで移籍しました。

周りの人のお陰で向上心を取り戻して大活躍

徳島ヴォルティックスで、柿谷選手は、監督やキャプテンと対話を繰り返したり、プロ意識について話をしてもらい、少しずつ態度が改まります。

そのころ、「気が引き締まる」と手首にテープを巻きましたが、それは現在まで続いています。その後、柿谷選手は本来のプレーを取り戻し、セレッソ大阪に復帰すると、日本代表にも選ばれるようになりました。

柿谷選手のように「天才」といわれる選手でも、向上心を忘れれば、プレーの質はもちろん、周囲の評価も一気に下がります。

将来、サッカー選手になりたいと思う人は、毎日、「今日も、少しでもうまくなりたい」という向上心を忘れずにサッカーに取り組むことが大切です。

時期によっては、できる範囲で最高のことをする

ただ、選手それぞれにとっては、ケガをしていたり、サッカー以外のことで悩みがあったり、いろいろな時期があるかもしれません。

サッカーの試合や練習にまで影響するほど大きな出来事があれば、まずは、それを取り除くことが大切です。ケガをしているなら、ケガを治すことが先ですし、大きな悩みなら、それを解決する努力をします。

その時期のサッカーについては、無理なく、できる範囲で精いっぱい取り組むことが大切です。