出版社社員の給料・年収・収入

出版社の規模はピンキリ

雑誌や書籍の出版を行う会社といえば、大企業をイメージする人が多いでしょう。

しかし実際には、一部のファンだけを対象としたマニアックな雑誌には膨大なタイトルが存在し、中には社員1名という小さな会社が発行しているものまであります。

当然、給料も会社の規模や年商によって、大きく差が開いています。

大手出版社の収入

2015年のデータによると、日本の代表的な出版社100社のうち年商1000億円以上の大企業は、出版業界で昔から大手3社といわれている集英社、小学館、講談社の3社です。

これら3社の正社員の初任給は平均約26万円だといわれ、ベテランも含めた平均年収は1300万円以上と、他の出版社に大きく差をつけています。

2013年に9社と合併し、2014年にドワンゴと経営統合して勢力を拡大したKADOKAWAは、年商では1000億円を超えていますが、平均年収は意外に低く600万円台。

利益が社員に還元されるまでには時間がかかるので、これから平均年収も年商に伴って上昇していくものと推測されます。

KADOKAWAを含めた大手4社に共通するのは、残業時間が月間で60〜70時間ほどと、規模の小さな会社と比べると長めであること。残業代も加味しての高収入であることが伺えます。

有給休暇消化率も40%前後と、休みを取るのもなかなか難しい忙しい状態が日常茶飯事です。

これらの平均値には営業や事務などの一般職の社員も含まれるので、編集者に至ってはさらなる残業時間の長さ、有給休暇消化率の低さであることが予想できます。

中小出版社の収入

中小出版社だけの平均値は発表されていませんが、大手を含めて出版社全般の平均年収は550万円〜600万円ほどだといわれています。

大手と比べると、中小出版社が平均値を下げていることがわかります。

そんな中でも、医学書院や医歯薬出版といった医学系出版社は年収が高く、平均1200万円台を誇っているのが特徴です。