大手と中小の出版社の違い

大手出版社の特徴

出版業界で昔から大手3社といわれているのが、集英社、小学館、講談社です。

近年、合併吸収などで勢力を拡大した出版系グループもありますが、純粋な出版業以外の分野へ業務を広げているため、大手3社には一線を画されているといえるでしょう。

中小出版社に比較した時の大手3社の特徴としてはまず、事業規模が大きく、人気雑誌を抱えていることはもちろん、雑誌と書籍の両方を扱っていることが挙げられます。

次に、従業員数は1000人規模で平均給与は高く、残業時間は中小出版社の平均と比べると多めであることも特徴のひとつです。

新入社員の採用人数は多いものの、単純に有名大学卒で成績優秀、出版に対する情熱を持った人が採用されるとは限らず、キラリと光るアイディアを持った人や一芸に秀でた人が好まれることも。

ケースバイケースで傾向と対策が立てにくく、採用を勝ち取るのはなかなかの狭き門だといえます。

中小出版社の特徴

大手3社以外はすべて中小出版社だと考えていいでしょう。給与や待遇は大手には劣り、小規模の会社になるほど専門的な雑誌や書籍を扱うことが多いようです。

採用では、大卒で成績優秀、まじめでやる気があり、出版社社員としての適性がある人が選ばれる傾向にあります。

これは採用人数が少ないため、大手のようにさまざまなタイプの人材を入れるような冒険はせず、簡単に辞めないような手堅い人材を選ばざるを得ないものと推測されています。

実は入社倍率でいうと、大手よりも中堅出版社の方が高くなるのが通例です。内定を出してから大手に学生を取られることを防ぐため、中堅以下の出版社は大手の採用結果が出た後の時期に採用を開始しています。

大手に不採用だった大量の学生が次の志望先に選ぶのが中堅であること、また、最初から難関の大手を選ばずに第一志望先として中堅を選ぶ学生も多いことから、倍率が跳ね上がっているようです。

アイディアや一芸に秀でた天才肌の人は大手、出版社に入るための勉強をしてきた秀才肌の人は中堅が合っているといえるでしょう。