小説家が仕事をする上で大切にすべきこと

独りよがりにならないこと

小説家とは自分の想像を文章に起こして本として出版社が売り出します。そして消費者が購入して、売り上げが書店、出版社に入り、印税が作家に入るという構図です。つまり、小説家は単なる自由業ではなくて、仕事として成り立っていることが分かります。

小説を書くという仕事をする上で大切にしていることは、『独りよがりにならない』ということです。言い換えれば自分勝手にならないとも言えます。具体的な例を二つ紹介します。

出版社との関係を大切に

一つ目は、小説家は出版社の担当と二人三脚で小説を作り上げるという想いを日々大切にしなければなりません。各役割を簡単に言えば、小説家は想像を書き綴り、そしてオリジナルの作品を完成させることです。

そして担当は完成された作品を商業用に仕上げることです。そのためには、担当からさまざまな指示、訂正、修正が入ります。「ここの部分はもっと話を膨らませてください」、「ここは不要なので削って下さい」、「ここに性描写を入れてください」などと、時には自分の考えにそぐわないことも言われます。

しかし、そこでかたくなに首を横に振るのではなく、お互いが歩み寄って一つの作品を仕上げることが重要なのです。趣味の範囲を超えた小説は商業用の媒体であることを覚えておいて下さい。

納期を守る

そしてもう一つは、納期を守ることです。

「納期までに小説を脱稿することができませんでした」、「もう書けません」など小説家はなりがちです。八百屋で大根を売るわけではないので、途中で小説が書けなくなるという問題も発生します。

しかし、そこで終わってはいけません。月刊誌で連載しているとしたら、その号に穴が空きますし、その穴埋めは他の小説家がしなければなりません。そして担当、出版社と自分に関連するあらゆる人に迷惑がかかります。

小説の執筆もしっかりとした仕事です。納期をしっかりと守り、そして担当と連携することが大切だということを覚えておいてください。