小説家はどんな取材をする?

自ら足を運ぶ

よりクオリティーの高い小説、現実味を帯びている小説、リアリティーのある小説を書く際は必要に応じて取材に行かなければなりません。インターネットで調べられるような情報は出版社の担当に任せることもできますし、自分で調べることもできます。

しかし、当人が実際下調べに現地に行かないことには書けない表現があります。それは雰囲気、匂い、肌で感じる気候、風、湿気、そして詳しい街並みや景色、人々の性格、人柄とさまざまです。

もちろん舞台が箱根であれば、箱根に行きますし、イギリスであればイギリスに行きます。そうでないと上っ面な小説となってしまいます。

出版社側も本のクオリティーをあげてもらうために、ある程度の取材費は出してくれます。※出版社と目的によりますが。

このように一つの小説を仕上げるために、取材はよく行います。また、取材という形で異なった環境の地へ行くので、新たに感受性が芽生え、斬新なストーリーが思いついたりもします。

インタビューを行う

また、何も現地に行くだけが取材ではありません。取材とは小説を書くに必要な材料を集めることなので、人にインタビューしたり、辞書で言葉や表現を調べたりすることも立派な取材です。

中にはどうしても現地に行くことができない場所や、小説家自体外に行く取材を嫌う方も大勢います。

例えば、ある小説家の書く作品の中で水族館に勤務している登場人物を出しました。すると必然的に水族館の社員の勤務体系や業務内容を詳しく知る必要がでてきます。その場合はホームページや電話などで事情を説明し、許可を貰い、該当する水族館職員とメールでやりとりをしたりします。

このように、一本の作品を仕上げるために、小説家は想像とは逆に現実の情報が必要になるのです。多様な方法を通して情報収集を行うのも、小説家の重要な任務となります。