新聞連載の小説家は偉大?

新聞連載の小説家に必要な条件

読売新聞や朝日新聞など、毎日自宅に届く新聞を開くと、連載小説がやっていることは周知の通りかと思います。では、どのような小説家が新聞の連載小説の依頼がくるのか。

もちろん売れている。人気がある。と言う一定評価も大事ですが、それは重要なポイントではありません。

重要なポイントは以下です。

1.長編小説を書くことができる
2.社会的視点から見ても優れた小説であり、偏った批判などをしない作品
3.万人が読んで共通して面白い、いい小説、続きを読みたくなると思わせる作品

特に1は大事です。新聞は休刊日もありますが、おおよそ1年間360日ほど発行されます。基本連載小説は1年間なので、原稿用紙にして400枚以上は書き上げなければならないのです。

ですので、それだけの長編を途中で挫折することなく書き上げることができる作家となります。

信用ある小説家に依頼が来る

朝日新聞で連載している小説家辻原登はさまざまな文学賞を受賞しています。読売文学賞をはじめとして、谷崎潤一郎賞、川端康成文学賞、毎日芸術賞などです。また、文学界新人賞や三島由紀夫賞、織田作之助賞などの選考委員も兼ねており、小説界で一目置かれている存在です。

そして、その信用に足りる彼ならば連載小説を任せてもいいと新聞社は判断するわけです。

彼の場合は、やはり400枚以上の原稿を書かなければならないので、連載の前からある程度のプロット、構成、取材などの準備を仕上げてのぞみます。ですので、2年に一度請け負うくらいが調度いいと言っております。

小説家の中では新聞連載を目標にしている方もいるほどです。依頼が来るというのはそれだけ社会的に評価されている小説を書いているという実感にも繋がります。

また余談ですが、新聞連載は原稿料がとてもいいことでも知られています。原稿料は1日当たりで貰いますが、1年間の連載の原稿料は約2千万円以上になります。