小説の基本構成

基本は起承転結

小説の基本構成とは、文章の書き方やその他のジャンルにも共通しており、漫画や論文、脚本、映画などのあらゆる面でも基本となる構成は同じです。

小説とは起承転結の4つから基本構成されています。一番分かりやすい例を挙げれば、4コマ漫画を思い出して下さい。

新聞にも毎日連載されている4コマ漫画ですが、これは4つのコマに一つずつ起承転結が当てはめられています。※だから4コマなのです。ここでは起承転結を一つずつ解説します。

最初の物語の起き上がりです。小説においてはこの起で読者をどれだけ惹きつけることができるかで決まるとも言われています。

物語の展開です。ここでどれだけ風呂敷を広げることができるかで、小説の世界観の広さと登場人物の相関図、次の山場となる転への足掛かりを作ります。

但し、原稿用紙の枚数が決められているような文学賞に応募するような作品だと、この承で話を広げ過ぎると収集がつかなくなってしまうので、この時に、大体何枚くらいの小説になるかの予想を立てます。

小説の山場ともなるところで、どんでん返しなどもここに盛り込みます。この山が小さかったり、読者が予想できてしまう内容だと、いわゆるつまらない小説、ありがちな話と受け止められてしまうので、よく考えましょう。

また、最後の結末に繋がるように、上手く繋がないと、あっけない終わり方になってしまいます。

結末です。小説家の中にはこの結末をおざなりにしてしまう方もいます。(転らへんで完全燃焼してしまうため)

しかし、結末とは本を閉じたあとの余韻であり、とても大切な部分です。ここをおろそかにすると、後味が悪い小説だったり、「この小説は何を言いたいのだろう」と読者が思ってしまいます。
また、転と結で承で広げた風呂敷を回収します。

長編小説だと、承で登場人物を出し過ぎたり、物事を中断させていたりするケースがあるのですが、ここでうまく話しのつじつまを合わせ、まとめないと話が支離滅裂になってしまいがちです。

俳句をイメージ

このように起承転結は自分の中でしっかりと把握することが重要です。小説もドラマも映画もすべてがこの4つで構成されています。

また、文章を書くに当たっては、俳句をイメージしましょう。つまり、57577です。この5文字7文字5文字の書き方が日本語においては最も読者が読みやすく、また最もリズミカルな文章になると言われています。

もちろん5文字7文字に無理やり合わせる必要もないし、そんなことできません。あくまでもイメージという形で頭に入れておきましょう。

小説の基本構成は骨組であり、これを知らないと、読者が非常に読みにくい物語になってしまいますので注意が必要です。