小説の表紙の書き方

文学賞に応募するにあたっては、必ず頭紙として表紙を付けなければなりません。この表紙の書き方は各文学賞によって異なるため、応募規定をしっかりと確認しましょう。但し、大体において書く項目というのは共通しているので、その書き方と項目をご説明します。

まず最初の行には「第○○回○○○文学賞 応募」と記述します。フォントは少し大きめにするのがいいでしょう。

次の行には一つフォントを小さくして、作品の題名を書きます。そして(四百字詰原稿用紙換算枚数○○枚)と記載してください。予選選考の下読みの方はここで規定枚数に沿っているかを確認します。

その次の行から各応募規定に沿った項目を箇条書きします。大体は1.本名、2.ペンネーム、3.住所、4.電話番号がお決まりです。

中には略歴、もしくは作品の概要を求める文学賞もあります。

略歴はもしこれまでに文学賞に受賞した経験や、最終選考まで残った経験があればそれを記載してください。しかし、あまりマイナーな文学賞のキャリアはあえて記載しないほうがいい場合もあります。

なぜなら、下読みも選考委員も略歴によって読み方を変えることはありませんし、かえって初めての応募という方が鮮麗されていない斬新な作品が期待できると考えています。また、書くことがないのであれば、自分が小説を書き始めた年や情熱などを100文字から200文字にまとめてもいいかもしれません。

そして概要ですが、注意点があります。それは、必ず最後の結末まで書くことです。いい小説とは、最後の結末を読んでも最初から読みたいと思える小説だからです。

また、この概要の書くコツですが、おそらく400文字以内など文字制限があります。ですので、起承転結をそれぞれ書きましょう。逆にこの概要を書くのに手間取る人は、自分の書いた作品の構成が分かっていないという証拠ですので見直しが必要です。

よく文庫本の裏に作品の概要が書いてありますが、あれを参考にしましょう。非常に分かりやすく、小説の要所を押さえた文章となっています。

このように表紙はあくまでも表紙なので、それほど時間をかける必要はありません。しかし、規定項目を書いていない、概要を読んでもその作品がイメージわかない、というのは問題外なので、正確に仕上げることが必要です。