小説の代表的な賞

種類も豊富

小説を対象とする賞は数え切れないほどあります。その数は大きいものから小さいものまで合わせると100とも200とも言われます。

大きく種類を分けると純文学系、エンターテイメント系、ライトノベル、地方自治体主催の賞、その他、ケータイ小説や企業主催の賞などです。

エンターテイメント系のなかには、ミステリーやホラー、ファンタジー、恋愛、時代小説、官能などのジャンルも含まれます。この中には短篇の賞や長編の賞もあります。

アマチュアから選ばれる賞、プロから選ばれる賞、プロ、アマ問わずの賞、女性限定の賞、年齢が限定されている賞などもあり、枚数、〆切、ジャンル、これまでの受賞傾向、各賞の特色など、いろいろ考え、自分に合う賞を見つけてから応募するのが良いと思います。

代表的な賞

デビュー前の小説家志望の方が応募できる賞をいくつかあげたいと思います。

<純文学>
文學界新人賞(文藝春秋社)・新潮新人賞(新潮社)・群像新人賞(講談社)・文藝賞(河出書房新社)・すばる文学賞(集英社)など。

ちなみに芥川賞のノミネートは文學界、新潮、群像、文藝、すばるの文芸5誌に掲載されたものから多く選ばれています。

<エンターテイメント>
オ―ル讀物新人賞(文藝春秋社)・小説すばる新人賞(集英社)・松本清張賞(日本文学振興会)・江戸川乱歩賞(日本推理作家協会)・日本ホラー小説大賞(角川書店)など。

<ライトノベル>
電撃小説大賞(アスキー・メディアワークス)・スニーカー大賞(角川書店)・スクエア・エニックスライトノベル大賞(スクエア・エニックス)・スーパーダッシュ小説新人賞(集英社)など。

<地方自治体>
坊っちゃん文学賞(松山市)・北日本文学賞(北日本新聞社)・ゆきのまち幻想文学賞(ゆきのまち通信)など。

有名作家は何の賞でデビューしたの?

今をときめく有名作家さんのデビューは何でしょう?賞を受賞しないでデビューした方もいますが、新人賞受賞者限定であげてみます。

<村上春樹さん>
1979年、第22回群像新人賞「風邪の歌を聴け」で受賞し、デビュー。

<東野圭吾さん>
1985年、第31回江戸川乱歩賞「放課後」で受賞し、デビュー。

<宮部みゆきさん>
1987年、第26回オール讀物新人賞「我らが隣人の犯罪」で受賞し、デビュー。

新人受賞後デビュー。華々しく感じますが、村上春樹さんもはじめはジャズ喫茶を経営しながら作家活動をしていましたし、東野圭吾さんも小説デビュー後も本が売れない時期が続きましたし、宮部みゆきさんも受賞後、なかなか書籍にならなかったりと、皆さん苦労をしています。

新人賞を獲ることも大事ですが、それだけで生活できるわけではありません。自分の生活というものを確立し、しっかりと精神的にも社会的に自分というものを持ってからデビューした方が、創作活動にもプラスになります。

デビュー後もすぐに仕事を辞めず、しばらくは兼業作家として働き、そこから専業作家になる方が良いのではないでしょうか。